メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ニキ・ラウダのフェラーリに対する発言を謝罪した。メルセデスがあまりにも簡単に支配していることで、F1を“退屈”にしているとの批判に対し、ニキ・ラウダは「フェラーリはコース上でマシンを改善するより、スパゲティをこねくり回しているというのに、なぜメルセデスのせいにされなければならないんだ?」と発言。
この発言に、ファンやフェラーリから抗議の声が届いたようで、トト・ヴォルフがニキ・ラウダに代わって謝罪コメントを出した。「ニキとフェラーリの特別な繋がり、そして彼のF1への情熱は誰もが知っていることだろう」とトト・ヴォルフはニキ・ラウダについて述べた。「だからこそ、彼は時として非常に直接的な言い方をしてしまう。それが、本来の意図よりも厳しく捉えられてしまうことがある」「我々メルセデスは、誰にも不快な思いはさせたくない。フェラーリのことは尊敬しているし、コース上でのエキサイティングなバトルを楽しみにしている。彼らのことを挑戦者だと非常に真剣に考えているし、自分たちのリードを守るためには必死で努力しなければならない」「彼らがスパゲティをこねているだけでないことは、マレーシアで痛感している」しかし、ニキ・ラウダの批判の矛先は、フェラーリだけにとどまらなかった。メルセデスが宿命のライバルであるレッドブルにV6ターボエンジンを供給するとの報道について聞かれたニキ・ラウダは「我々がエンジンを与えられるのは4チームだけだ。いずれも長期契約を結んでいる」と Autosprint にコメント。「それに(ディートリッヒ)マテシッツはこれまでいつもメルセデスに対して敵意を示してきた。私には理由はわからないが、それが事実だ」
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