メルセデスは、F1で同じドイツの自動車メーカー2社との接戦バトルを望んでいるとダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は主張する。2014年、メルセデスはついにドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権を制覇する大成功を収めた。ディーター・ツェッチェは、「プレミアム事業についての話だが、我々はアウディとBMWと世界市場の80%を共有している」と Sport Bild にコメント。
「もちろん、レッドブルやフェラーリ、その他のチームのことを心から称賛している。それでも、他のメーカーも歓迎されるべきだと思う」メルセデスは、チャンピオンシップを制したブラウンGPを買収。メルセデスの名を冠して挑んだ初めてのシーズンには伝説的なドライバーであるミハエル・シューマッハを迎えた。ディーター・ツェッチェは「成功がこれほど難しく、達成するのにこれだけ長くかかるとは想像していなかった」と認めが、それでもメルセデスは今、完全にF1に力を注いでいるという。「何かをやるならば適切にやる。つまり、基本的なことを考え直したことは一度もないし、今のコミットメントを変更する計画は一切ない」ディーター・ツェッチェは、メルセデスの観点において、新しい電気自動車レースのシリーズであるフォーミュラEは「検討する価値」があると言いつつも、ル・マンへの参戦は否定している。「一年すべてを24時間レースのために働くというのはコスト的に良いことだとは考えていない」さらに、ディーター・ツェッチェは、現在F1界で話題になっているすべての議題に関して軽視していると付け加えた。「F1が死んでいると言うのは不合理だ。これ以上にエキサイティングなシーズンがあるとは思えない。そのような批判はたいてい成功していない者が言っていることが多い」また、2014年にF1をおとしめるような発言をしたバーニー・エクレストンのような人々についても非難。「コミュニケーションのオフィシャルチャンネルが専門的なやり方で行われなかったので、F1の可能性を効果的に引き出すことができていない」「その点に関して言えば、これまで以上にF1をプロ化するために力を注ぐことを委ねられている。若いファンともっとうまくつながることが問題の中心だ」