メルセデスは、F1オーストラリアGPでの失格処分に不服を申し立てたレッドブルに3戦の出走停止を望んでいたという。レッドブルのヘルムート・マルコは、パリで開かれた控訴裁判におけるメルセデスの“攻撃性”に驚いたとコメントしており、上海のパドックではメルセデスが出走停止をプッシュしていた可能性が示唆されていた。
控訴裁判にはマクラーレンやロータス、ウィリアムズ、フォース・インディアも出席していたが、FIAが公表したレッドブルの控訴棄却に際する文書によると、「見解を記した書面」を提出したチームはなく、「ヒアリングに積極的に関わった」チームもいなかったとなっている。だが、実際にはメルセデスは積極的な役割を果たしており、代理人のポール・ハリス弁護士はレッドブルには“より厳しい制裁”が必要だと主張したようだ。メルセデスは、レッドブルを「3戦以上」の出走停止にすべきだと主張しており、加えて、「さらに6カ月の資格はく奪と1年の出走停止」を求めたという。Bild は、このメルセデスの厳しい姿勢は2013年の出来事に関連している可能性を指摘。昨シーズン、メルセデスがピレリとプライベートでタイヤテストを実施したことが発覚した際、レッドブルはメルセデスを激しく非難していた。 同紙は「これはシルバーアローのリベンジか?」と投げかけた。 F1中国GPの2日目にレッドブルのホスピタリティエリアにチョコレートケーキを運んだメルセデスのニキ・ラウダは「個人的に、オーストリアのザッハトルテを持っていった。ただの好意だ」と RTL にコメントした。だが、レッドブルのヘルムート・マルコはは「彼はケーキで何もかも終わりになると考えている。彼がもしまた我々と食べたいと言うのなら、その時は防弾チョッキを着ておくべきかもしれないね」と Bild に語った。
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