メルセデスは、2014年F1マシン“W05”が今季のレッドブルのシャシーと“同等”だと主張する。これまでのパドックの共通の見解では、メルセデス W05は整ったマシンではあるものの、明らかに優勢な立場にいるのはV6パワーユニットが圧倒的に強力だからだとされている。一方、レッドブルは、ルノーのパワーユニットの問題があるが、エイドリアン・ニューウェイのマシンデザインによってコンペティティブな位置につけている。
だが、メルセデスのマシンデザイナーであるアルド・コスタは、W05が“レッドブルとほぼ同等”だと Auto Motor und Sport に述べた。「特定のコーナー、特に高速コーナーではレッドブルが我々より優れているものを持っているが、他の部分では我々に強みがある」 かつてフェラーリのテクニカルディレクターを務めていたアルド・コスタは「我々の測定ではフェラーリは我々の後ろだ」と付け加えた。アルド・コスタはまた、新しいエンジン規約がF1を遅くしすぎているとの見方を否定。実際、エンジンはほとんどのロスを相殺していると説明し、2014年のラップタイムが遅いのが何故かを精密に計算するのは“きわめてシンプル”なことだと述べた。 「マシンは(2013年より)50kg重くなっている。これだけで1.5秒だ。そして、ダウンフォースが減ったため、さらに0.5秒が追加される。加えてタイヤが固くなっている。それらの要素を除けば(昨年より)速くなるだろう」
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