開幕戦でパワーユニット面のアドバンテージを証明したメルセデス勢だが、ルノーの巻き返し力への警戒を緩めない。メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは「3週間前の彼らの状態を考えれば、彼らの能力を把握しておく必要がある」と Turun Sanomat
ウィリアムズは、現在メルセデスに次ぐ2番目に速いチームと考えられているが、技術責任者のパット・シモンズは、2014年の厳しい戦いを予想している。「ルノーがどれくらい素早く巻き返しているかを見てほしい」とパット・シモンズは Auto Motor und Sport にコメント。「3週間前、彼らはどこにもいなかったが、突然、2番手になれるクルマを得た」メルボルンでは、最終的に失格となったものの、レッドブルのダニエル・リカルドが2位でチェッカーを受けている。実際、レッドブルの問題における多くの責任は、エンジン供給元のルノーにある。「我々がストレートでメルセデスより遅いのは明らかだ。それが1秒かどうかはわからないが、コンマ1秒以上なのは明らかだ。だが、解決できない問題ではない」とルノーのレミ・タフィンと主張する。マクラーレンとフェラーリもメルセデスを追っている。マクラーレンのエリック・ブーリエは「彼らには0.5〜0.8秒のアドバンテージがあると思っている」と Auto Hebdo にコメント。「信頼性のあるクルマを開発したかっと我々としては、シーズン序盤に多くのポイントを獲得することが重要だ」「その後、我々は非常にアグレッシブに開発をしていく」「メルセデスだけでなく、エンジンが順調であれば成功するであろう一部の他チームにも追いつく必要がある」フェラーリは、F1オーストラリアGPでの期待外れな週末にも関わらず、2014年のタイトル争いに関しては何も失っていないと語る。「正直、このチームが今年のチャンピオンシップを戦うための時間はあると思っている」とフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは AS にコメント。「確かに簡単ではないが、もちろん、時間はあるし、それをもたらすことための全てを可能にするリソースが我々にはある」