メルセデスのモータースポーツ席に者トト・ヴォルフは、“テストゲート”騒動の生贄としてロス・ブラウンを更迭するとの噂を否定した。メルセデスは、6月20日にピレリとのテストの件で国際法廷に出廷するが、チーム代表のロス・ブラウンが全ての責任を負うとの見方がなされている。「テストをするというのは私の決定だった。それは事実だ」とロス・ブラウンは述べていた。
テストが実施される前にトト・ヴォルフとニキ・ラウダは、決定を知らされていたかと質問されたロス・ブラウンは「その件についてはコメントしたくない」と返答している。これらの発言を受け、“テストゲート”騒動により、ロス・ブラウンがチームを離れ、すでにメルセデスで仕事を開始しているパディ・ロウが後を継ぐと噂されている。だが、トト・ヴォルフは、ロス・ブラウンが生贄として捧げられるとの推測を否定した。「我々はチームであり、我々は一緒だ。個人に非難を押しつけることはない。むしろ、我々はお互いに支え合い、ロスをサポートしている」とトト・ヴォルフは Sky に述べた。Bildは、今週始めに、レッドブルのクリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコの怒りを鎮めるために、ニキ・ラウダが彼らと話し合いの場を持ったが役には立たなかったと報じた。