マクラーレン・ホンダは、2015年F1マシン『MP4-30』を発表した。ホンダがマクラーレンのパワーユニット供給元としてF1復帰し、新生マクラーレン・ホンダの初マシンとなる『MP4-30』。ドライバーは、フェラーリから移籍したフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンというワールドチャンピオンコンビが務める。
マクラーレン・ホンダ MP4-30は、ホンダのハイブリッド技術を駆使して開発したパワーユニット「Honda RA615H」を搭載し、空力特性を活かした美しいデザインとなっている。YouTubeで公開されたMP4-30の動画では、シルバーとブラックをベースに赤のラインが入れられたカラーリングが施されている。ノーズ先端に突起はなく、大きく傾斜したノーズが特徴的だ。フェルナンド・アロンソ「2月1日から始まるヘレスでのテストで、このマシンに初日から乗ることとなりました。まずは、最大限のパフォーマンスを引き出すことに集中します。私のキャリアにおいて、新たな一歩を踏み出すときです。今から、初めてF1に乗ったときのような興奮した気持ちでいっぱいです」ジェンソン・バトン「冬の間、トレーニングを重ねてきましたが、間もなく、MP4‐30をドライブできることに、わくわくしています。たくさんのチャレンジが待ち受けていると思いますが、マクラーレン・ホンダの新たな歴史を共に築いていくことを、今からとても楽しみにしています」ロン・デニス (McLaren Technology Group CEO)「これから長い旅の始まりとなりますが、私たちの密な連携と固い絆により、とてもポジティブな気持ちです。レースでの勝利、そしてワールドチャンピオン獲得に向け、マクラーレン・ホンダとして総力を挙げて挑みます」新井 康久 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)「このマシンは、マクラーレンとホンダが一体となって、一切の妥協を許さずに開発しました。さくらとミルトンキーンズにいるHondaのエンジニアたちは、ヘレスのテストに向け、自信を持って開発したパワーユニットのパフォーマンスを発揮するため、仕上げに集中しています」マクラーレン・ホンダ MP4-30