マクラーレンは、まだ発表されていない2018年F1マシン『MCL33』が、プレシーズンテストから開幕戦までに“大幅”な変貌を遂げることになると早くも予告している。マクラーレンは、新たにルノーのF1パワーユニットを搭載する新車『MCL33』を2月23日(金)に披露予定。新しい大胆なカラーリング - おそらくパパイヤオレンジ - になるとティザー動画などを使ってファンを煽っている。
だが、マクラーレンの空力責任者を務めるピーター・プロドロモウは、今週末に発表され、来週テストで走行するマシンは、昨年マシンとは大きく異なるものではないとし、メルボルンでの開幕戦にむけて新しいパーツを導入するために大きな努力がなされていると語る。「我々は過去3年間に行ってきたようにクルマを開発している。我々は進化的な方法でマシンを開発してきた」とピーター・プロドロモウは説明。「発表ではコンセプト的にかなり類似したものに見えると思う。実際、我々は開幕戦のアップグレードに焦点を当ててこの2~3ヵ月間を費やしてきた」「メルボルンに空力とメカニカルの両面にそれなりのアップグレードを投入し、最善を尽くすことを重要視している」「我々はマシンが去年の終わりとかなり似た感覚、類似したパフォーマンスでスタートを切れることに大きな期待を寄せている。前進していることを期待しているし、その後、メルボルンにむけてもう少し大幅なことをやっていくつもりだ」マクラーレンは、ホンダとの悪夢のスタートとなった12ヶ月前のプレシーズンテストよりも今年は大きく改善させた運命を迎えることを願っている。マクラーレンは、ルノーのF1パワーユニットを搭載したMCL33でテスト毎に2000kmを走破する計画を立てていると語る。マクラーレンのエンジニアリングディレクターを務めるマット・モリスは「1日あたり500kmを走行する計画だ。その走行結果で進めていく」とコメント。マクラーレンは去年と比較してどう感じているかと質問されたマットモリスは「どこにいても常にもう少し前に進めるのは素晴らしいことだ」とコメント。「クルマのすべてを感染させ、ルノーのエンジンを搭載したギアボックスで走らせるという点で、我々は可能な限り良い状態で冬季テストに入れるはずだ」「たとえ、早くにエンジンを交換していたとしても、他のことを早くに実施することはなかっただろう」