マクラーレンに関して、ドライバーラインアップの将来を巡る大胆な予測が浮上した。ラルフ・シューマッハは、チームがオスカー・ピアストリに代えてマックス・フェルスタッペンを獲得する可能性に言及している。背景には、レッドブルで長年フェルスタッペンのレースエンジニアを務めてきたジャンピエロ・ランビアーゼのマクラーレン移籍がある。この動きが、さらなる大きな変化の前触れではないかという見方が出ている。
ランビアーゼ移籍が示す“次の一手”の可能性マクラーレンは、ジャンピエロ・ランビアーゼが遅くとも2028年までに加入することを正式に発表した。これはフェルスタッペンの現行レッドブル契約の最終年とも一致している。これまで“切り離せない関係”と見られてきたフェルスタッペンとランビアーゼだが、その関係に変化が生じる可能性が現実味を帯びてきた形だ。ラルフ・シューマッハはこの点について、次のようなシナリオを提示している。「彼はチームをもはや信じられないと感じてレッドブルを離れる可能性があるし、F1を退屈だと繰り返し強調していることもあり、完全に去ることもあり得る」「あるいは、自分のエンジニアとともにマクラーレンへ移籍する可能性もある。その場合、マクラーレンがオスカー・ピアストリをレッドブルへ放出する交渉を進めていることを意味するかもしれない。これまでにも見てきた構図だ」ピアストリ残留の現実性と契約状況ただし、このシナリオは現時点では現実的とは言い難い。ピアストリはマクラーレンと2028年までの契約を結んでいるとされ、フェルスタッペンよりも3歳若い。さらに、チーム側も長期的なプロジェクトの中核として評価している。契約延長時、ピアストリ自身もチームへの強い帰属意識を示している。「自分がマクラーレンの長期的なビジョンの一部であると分かるのは素晴らしい気分だ」「2022年に契約した時からチームは僕を信じてくれていたし、この2シーズンでトップに返り咲くために歩んできた道のりは本当に素晴らしいものだった」「マクラーレンには才能ある特別な人たちがたくさんいて、僕がキャリアの早い段階でF1レースウィナーになる手助けをしてくれた。だからこそ、この伝統あるチームをこれからも長く代表できることを誇りに思う」現実と憶測のギャップランビアーゼの移籍は確かに大きな意味を持つが、それが直ちにフェルスタッペンのマクラーレン加入を示すものではない。一方で、F1ではエンジニアとドライバーの強い結びつきが移籍の引き金となる例も存在しており、今回の動きが将来的な布石として解釈される余地はある。現時点では、ラルフ・シューマッハの予測はあくまで仮説の域を出ないが、2028年というタイミングが複数の契約と重なることを考えると、今後のシリーシーズンに向けた重要な論点のひとつであることは間違いない。