マクラーレンF1は2026年F1プレシーズンテスト初日、ロングランよりもデータ収集を重視するプログラムを選択した。サクヒールのバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた初日、チームは112周を走行し、マシン理解の深化に焦点を当てた。午前はオスカー・ピアストリ、午後はランド・ノリスが担当。走行距離の積み上げよりも、空力面を中心とした幅広いセットアップ検証を優先する一日となった。
ピアストリは午前中に54周を走行し、1分35秒602で5番手。午後にステアリングを引き継いだノリスは58周を重ね、1分34秒669でこの日の最速タイムを記録した。通常の冬季テストで見られるような長い連続走行は控えめとし、マクラーレンは空力データの取得を中心としたメニューを実施。狙いはMCL40の作動ウインドウを幅広く探ることであり、即座のパフォーマンス追求ではなかった。高温かつ風の強いバーレーン特有のコンディションは、先月のバルセロナでのシェイクダウンとは大きく異なる環境だった。各走行は直線とコーナー双方での挙動把握、そしてパワーユニットの性能抽出に向けた貴重な検証機会となった。「マシンに戻れて良い午前だった」とピアストリは語った。「すべてが問題なく進み、マシンが何をしているのか、そして何を必要としているのかをよりよく理解できていると感じている。ここはバルセロナとはコンディションが大きく異なるので、違う環境で走れたのは良かった。データを分析し、そこから何を引き出せるのか、次に向けてどう改善できるのかを確認していく」ノリスも初日を前向きに総括した。「今日またマシンに乗れて良かった。多くのテスト項目を消化でき、分析すべき大量のデータと、マシンへの理解が深まった」「バーレーンは日差しが強く、暑さも風もあって、バルセロナとはまったく違う。その中でマシンの挙動がどれだけ変わるのかを見るのは興味深かった。ポジティブな一日で、多くを学べたし、明日また走るのが楽しみだ」デザインディレクターのロブ・マーシャルも、今回の方針を強調した。「MCL40での学習と開発フェーズを継続する中で、生産的な初日だった」「今週は学習を最優先に据え、意図的に熟慮されたプログラムを組んでいる。我々のパッケージ開発を加速させる作業を最適化するためだ」さらに空力作業の重要性にも言及している。「オスカーとランドの走行からも分かる通り、バルセロナとはまったく異なる条件下で数多くの空力テストを実施した。この初日は純粋な走行距離よりもデータ収集を優先した」「全員が同じ方向を向いて取り組んでいる。ドライバーが費やした時間は、プレシーズンテスト後半に向けた確かな土台になる」2日目はノリスが終日走行を担当し、最終日の金曜はピアストリがMCL40を走らせる予定だ。
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