マクラーレンの物議を醸している「ミニDRS」リアウィングをめぐる論争に対して、F1界は過剰反応したとFIA(国際自動車連盟)のトップが認めた。フェラーリの舞台裏での支援を受けていたレッドブルは、マクラーレンのバクー仕様のリアウィングの巧妙な曲げについてFIAに3度抗議した。
FIAは最終的にマクラーレンに対し、この問題の良い解決策は今後デザインに自主的な調整を加えることだと伝え、チームはこれに同意したとみられる。マクラーレンのF1チーム代表のアンドレア・ステラはリアウィングの騒動について「我々にとって、ライバルたちがこうしたことで気を取られているのは良いニュースだ」と語った。「それは彼らが自分自身のことに集中していないことを意味するからね。彼らの話し方は誤解を招くものだ」「ウィングは常に合法だった。これはまったく主題ではなく、単なる物語だ」「我々はアップグレードを続けていく。それが我々の仕事です。トラックでのパフォーマンスがすべてを物語る」FIAのシングルシーターディレクターであるニコラス・トンバジスもマクラーレンを擁護する発言をした。「主翼はすべてのテストに合格し、技術指令に書かれた内容を満たしていた」とトンバジスはスカイ・イタリアに語った。「これほど誇張する必要はない」FIAが論争を静かに処理しようとした方法について、トンバジスは次のように付け加えた。「例外なく、今最も騒がしいチームも含め、すべてのチームがこのやり方から恩恵を受けることがある」「私の意見では、スポーツマンとして正しい行動であり、このような誇張は不当だ。とはいえ、チャンピオンシップは非常に接戦なので当然だ」「バクーでは太陽が特定の方向にあったため、この現象がより顕著になった。モンツァとスパではそうではなく、誰も気づかなかった。誰かが我々のところに来ていれば、我々はもう少し早く行動していたかもしれない」と彼は結論付けた。
全文を読む