マクラーレンは、2023年F1最終戦アブダビGPで使用する特別な1回限りのレースカラーリングを発表した。連戦となるアブダビグランプリでは、ラスベガスからヤス・マリーナ・サーキットに特別なカラーリングを引き継ぐチームも少なくない。
しかし、マクラーレンはこのイベントのために『Driven By Change』キャンペーンにインスパイアされたまったく新しいカラーリングを採用した。マクラーレンは2021年アブダビGPでこのキャンペーンを開始し、昨年のアブダビGPでもカラーリングを変更して再登場した。2023年大会のカラーリングはアーティストのヌジュッド・アル・オタイビがデザインしたもので、「若くして聴覚障害と診断されたヌジュッドのユニークな音の解釈方法を紹介する」ものだ。新しいカラーリングだけでなく、MCL60のヘイローとノーズ部分にもヌジュードのサインが入る。マクラーレンはコンストラクターズチャンピオンシップでアストンマーティンを上回る5位を目指してレース週末に臨む。マクラーレンは後方グリッドから力強く回復したシーズンを好成績で終えることを目指しており、両チームの差はわずか11ポイントだ。