マクラーレンF1のCEOを務めるザク・ブラウンは、2022年のメルセデスF1のパワーユニットの信頼性に強気の姿勢を感じていると語る。昨年、メルセデスF1と組んだマクラーレンは、堅調なシーズンを贈り、F1イタリアGPではダニエル・リカルドが優勝、ランド・ノリスが2位と11年ぶりに1-2フィニッシュを果たした。
それでも、メルセデスF1のパワーユニットは信頼性に欠けており、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの両方が複数のグリッド降格ペナルティを受けた。だが、ザク・ブラウンは、メルセデスF1は開発している2022年型のF1パワーユニットの信頼性に満足しているように思うと語る。「彼らは彼らの開発に満足している」とザク・ブラウンは語った。「幸いなことに、昨年は我々は信頼性が高かった。ご存知のように、信頼性を高めるのはパワーユニットだけではない」ザク・ブラウンは、マクラーレンF1が昨年にメルセデスのF1パワーユニットとうまく連携できたと感じていると語る。フェラーリとのランキング争いには敗れたものの、マクラーレンの4位はメルセデスF1のカスタマーチームとしては最上位。アストンマーティンは7位、ウィリアムズは8位でシーズンを終えている。「我々のチームは1年目にパワーユニットをうまく運用できたと思います。それによって、我々の信頼性に他と同じレベルの懸念ではなかったのかもしれない」とザク・ブラウンは付け加えた。フェラーリには敗れたものの、マクラーレンF1はコース上の結果ではチームとして大きな進歩を果たしており、新しい技術規則によってF1の新時代を迎える2022年にその勢いを持ち越せることを望んでいる。マクラーレンF1にとって2022年に多くの楽しみがある。F1に新しい技術規則が導入されるだけでなく、F1は初めてマイアミでレースを行う。一方、組織として、マクラーレンは待望のエクストリームEでデビューを果たす。インディカーでは、元マクラーレンのF1ドライバーであるファン・パブロ・モントーヤが5月にインディア500でチームに復帰する。マクラーレンF1は、2月11日(金)に2022年F1マシン『MCL36』を発表する。