マクラーレンF1は、パトリシオ・オワードが12月にアブダビで開催されるヤングドライバーテストに参加することを確約した。マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、パトリシオ・オワードがインディカーでレースに勝った場合、マクラーレンF1チームのテストを行う機会を与えることを申し出ていた。その約束は5月のテキサス・モーター・スピードウェイでのアロー・マクラーレンSPの初勝利ですでに条件をクリアしていた。
パトリシオ・オワードは、先週末のデトロイトでのダブルヘッダーレースでの2戦目でも優勝。ポイントリーダーに躍り出た。ザク・ブラウンは「12月にパトオワードがF1カーをテストするのを目にするだろう」と Motorsport-Magazin.com に確認した。パトリシオ・オワードは、2019年の終わりにプログラムから外されるまでレッドブル・ジュニアとしてF1ドライバーを目指していた。そして、2020年にアロー・マクラーレンSPでインディカーへの復帰を果たした。パトリシオ・オワードは、F1にノーと言うのは“かなり愚か”だが、今はインディカーが快適に感じている場所だと語っている。「僕の心はインディカーにある。とにかく素晴らしいレースであり、とても競争力がある。ドライバーにとって、世界でこれほど難しいことはないと思う。F1からインディカーに来た多くのドライバーが僕に同意してくれると思う」「ご存知のとおり、F1はテクノロジーの頂点だ。誰もがそこに行きたがっている。もし、チャンスが訪れて、ザクが『シートが空いている、君を私のチームに入れたい』と言われたら、それは本当にクレイジーなチャンスだし、それを引き受けないのはかなり馬鹿げているだろう。そんなチャンスは頻繁に来ないからね」「今、僕はインディカーでの仕事に集中している。それを最大限に活用したい。素晴らしいレースだし、競争力がある。世界のドライバーにとってこれほど難しいことはないと思う」F1では、ダニエル・リカルドとランド・ノリスがマクラーレンのF1ドライバーを務めている。ダニエル・リカルドは、23戦が終了して、パトリシオ・オワードが仕事をしてくれるなら、それ以上嬉しいことはないと冗談交じりに語る。「おめでとうといいたいね!」とダニエル・リカルドは皮肉を込めて語った。「とにかく最後のテストはやりたくないので、楽しみにしている。どうぞ、やってください。23戦の後、ポストシーズンテストは最もやりたくない。誰かにチャンスを与えたい」ランド・ノリスは、インディカーのドライバーが“世界で最も優れている”と認めるが、パトリシオ・オワードに自分のシートを奪われることはないと「自信を持っている」と語る。「彼はかなりのキャラクターなので、F1カーでパトを見るのはとてもエキサイティングだと思うよ!」とランド・ノリスは語った。
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