2020年のF1世界選手権が2021年までまたがって開催される場合、マクラーレンはどのF1エンジンを搭載することになるのだろうか?新型コロナウイルスの世界的な大流行により、2020年のF1世界選手権は開幕から9戦が延期・中止となり、その後のレースカレンダーは白紙となっている。すでに必要に応じては、最終戦を2021年に1月に実施することも検討されている。
マクラーレンは、2020年限りでルノーとのエンジン契約を終了し、2021年からメルセデスのエンジンを搭載する契約を結んでいる。当初、新レギュレーションの導入が2021年に予定されていたため、マクラーレンは新しいエンジンで新車を開発しようと考えていたが、新型コロナウイルスの影響で新レギュレーションの導入は2022年まで延期となった。そのため、2021年も今季のシャシーを継続しようすることとなったが、メルセデスのF1エンジンはルノーを搭載するMCL35には適合しない。そのため、マクラーレンは現在のシャシーを変更する特別な許可を受けている。ただし、直接パフォーマンスを向上させるシャシー変更は許されていない。マクラーレンは、FIAがシャシー変更を監視することに合意している。「このパワーユニットを現在のマシンにどのように組み込むことができるかという点で制限があるのは確かだ」とマクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは説明する。「我々はFIAと、彼らが非常に注意深く監視することに同意した。メルセデス製パワーユニットを取り付けるために絶対に必要な変更のみを許可されている。彼らは、それによってパフォーマンスがさらに向上しないようパワーユニット周囲の他の領域に触れないように注意深く監視することになる」だが、2020年のF1世界選手権が2021年1月まで続いた場合、マクラーレンのエンジンはどうなるのか? F1エンジンなしで最終戦を迎えることになるのだろうか?「それが本当に起こり、1月にレースをする場合、ルノーとの契約に関して問題はないと思っている。今年、素晴らしい関係を築き、オープンで透明な関係を築くことが重要だと思っている。だから、そこに問題があるとは思っていない」とアンドレアス・ザイドルは語った。
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