マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、フェラーリとのF1エンジン契約は“ブランドの明確な衝突”を意味するため検討することはなかったと語る。先週のF1ロシアGPに先立ち、マクラーレンは来シーズン限りでルノーとのパートナーシップを終了し、2021年から以前のパートナーであるメルセデスのF1エンジンを搭載する4年契約を締結したことを発表した。
フェラーリのF1エンジンは現在のグリッドで最強と評価されているが、ザク・ブラウンはマクラーレンとメルセデスが手を組めば、F1で最強のエンジンを手にすることになると考えている。「F1では、少数のレースよりもより長い期間に目を向ける必要があると思う」とザク・ブラウンはコメント。「現時点でフェラーリエンジンは明らかにかなり強力に見えるが、メルセデス・ベンツのコミットメントとレースチームとしての彼らの位置づけを見れば、それは我々にとって大きな基準だ。我々はフェラーリを検討しなかった」「また、マクラーレンのロードカー事業と明らかにブランドの衝突があると思う。それは我々にとって理にかなったことではない」「より大きなOEMである必要があると思っている。より大きな自動車販売につながる露出を正当化するための支出が保証できることはメルセデス、ルノー、ホンダにとっては理にかなっているが、マクラーレンの販売台数を考えれば意味はない」エンジン契約が2021年に間に合わない懸念はなかったかと質問されたザク・ブラウンは「いいや。ルノーが我々に示しているすべてにおいて、彼らはスポーツに非常にコミットしている」とコメント。「また、過去のメルセデスとの関係を考えれば、彼らがいかにスポーツにコミットしているかを知っている」「マクラーレン内の多くの人々が前回メルセデスと仕事をしており、ブリックスワースの多くの人々を知っている。メルセデスが長期的にスポーツへのコミットに我々は非常に満足している」
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