マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、コンストラクターズ選手権4位はまだ安泰ではないとし、2019年の残りのF1シーズンで謙虚な姿勢を維持しなければならないと強調する。昨年、ホンダとのパートナーシップを解消して上位グリッドへ帰りづくことを期待してルノーのF1エンジンに変更したマクラーレンだが、期待していた結果をもたらすことはできず、チーム内の見直しと人事異動をもたらした。
今年、マクラーレンは常に4番目に速いクルマをもたらせているわけではないが、83ポイントを獲得してコンストラクターズ選手権で4位に位置している。だが、ザク・ブラウンは、ミッドフィールドの接戦を考えれば、マクラーレンがその集団の前にいることを前提としてグランプリに臨むべきだはないと語る。「我々がミッドフィールドで堅実なベストチームであるとは思えない。かなりの接戦だからね。だからこそ、自重していなければならない」とザク・ブラウンは語る。「シーズンはまだ十分に早い段階であり、すぐに4位から8位に下がってしまう可能性もある。我々は改善したかった。目標は昨年から改善することだった。現実として全体のポイント状況で我々は6位ではなく7位だった」「我々のやり方に満足しているし、自重して集中し続けたいと思っている。なぜなら、我々の悪い週末は他の誰かにっとて良い週末となり、すぐに順位を下げてしまう可能性があるからだ。だが、全員が良い仕事をしている。ザク・ブラウンは、今年の改善の大部分は、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンに代わって今季からドライバーを務めるカルロス・サイツとランド・ノリスに起因すると考えている。「彼らは二人とも非常に速く、お互いに非常にうまくやっている。彼らがチームのために走っていることがもっとも私を満足させている」とザク・ブラウンはコメント。「ライバルを見れば、我々が現在チャンピオンシップで4位になっている理由の1つは、ドライバーが多くの功績を挙げていることにある。一部のライバルは我々と同じくらい速いクルマ、もしくは我々の方が速くないときがあっても、彼らは1人のドライバーが強い、もしくは強いドライバーがいない場合がある」「だが、我々のドライバーの組み合わせは、我々が今いる場所に対して多くの功績があると思う」