マクラーレンは、F1フランスGPの予選でランド・ノリスがレッドブル・ホンダから0.009秒差の5番手、カルロス・サインツも6番手に続き、3列目グリッドを獲得した。今週末、好調ぶりを見せていたマクラーレンだったが、そのペースは本物だった。両ドライバーともミディアムタイヤでQ3進出を果たし、ランド・ノリスが1分29秒418で5番グリッドを獲得。カルロス・サインツも0.104秒差で6番手に続き、レッドブル・ホンダを射程圏内に捕えた。
5番グリッドを獲得したランド・ノリスは「昨日とFP3を終えて、かなりいい感じの状態で予選に入れた」とコメント。「FP3後はそれほどでもなかったけどね。昨日よりはだいぶ近づくことができていた。でも、期待はしていたし、心配もしていなかった。まだもっと近づけると思っていた」「予選前に行ったいくつかの調整が役立ったと思う。僕たちは必要なことをやれたし、それなりのラップを刻むことができた。最終コーナーは少し散らかってしまった。ちょっと欲張り過ぎて、少しオーバシュートしてしまった。それ以外は明らかに良い結果だ。でも、明日は長いレースだ。チームに本当に感謝している」6番グリッドを獲得したカルロス・サインツは「まず何よりもチーム全体、そして、ファクトリーのチームを心から祝福したい。この結果はいろいろな場所で行われている全てのハードワークや僕たちが最近もたらしたアップグレードの成果だ。僕たちはとにかくこの方向に向かってプッシュし続けていく必要がある」とコメント。「二つ目として、個人的には少し厳しい週末だったと言える。そうは見えなかったかもしれないけどね。昨日は多くの実験的なことを試していた。おそらくそれによって今日は少し劣勢に立たされていたかもしれない。クルマを完全には快適に感じられていなかった。それでも、ほぼ挽回できたし、今日は感触は良くなっていた。予選ではライバルの前の6番手に到達するために良いラップができたし、ミディアムでQ3に進出できたことでレースで良い戦いをするチャンスがある。明日っは仕事を終わらせなければならない!」マクラーレンのチームプリンシパルを務めるアンドレアス・ザイドルは「5番手と6番手、現場とファクトリーの全員を祝福したい。しばらくぶりとなるマクラーレンの予選ベストリザルトだ」とコメント。「昨日の2つの堅実なセッションの後、今朝も良いフリープラクティスを行うことができた。予選に向けてタイアの使い方を含め、学んだすべてのことを適用した。チームによってうまく考えられた予選で、我々はQ3に進出し、ミディアムタヤでスタートできるよにするという目標のすべてを達成することができた。ミディアムタイヤでのスタートはレースの結果に非常に重要なものとなるだろう」「だが、我々はこの結果に過度に興奮していない。落ち着いているし、完全に集中したままだ。ポイントが与えられるのは明日だ」