ルノーの2019年型F1エンジンは“大幅に馬力アップ”を果たしているとカスタマーチームであるマクラーレンは語る。2014年のV6ターボハイブリッドエンジンが導入されて以降、ルノーのF1エンジンはメルセデスやフェラーリに匹敵することができず、レッドブル・レーシングは今シーズン限りでパートナーシップを解消し、2019年からホンダのF1エンジンを搭載することを決定した。
しかし、マクラーレンは、ルノーの2019年型F1エンジンは大幅な進歩を果たしていることを示唆している。マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、来年のルノーのF1エンジンのポテンシャルについて楽観的に感じているとメディアに語った。「彼らは冬の進歩にとても満足していると我々に話している」とザク・ブラウンはコメント。「彼らは多くの馬力を見つけているし、おおよその見当がついていると思う。彼らが我々に与えた数値を公表するのは適切ではないと思うが、来年、彼らは非常に競争力があると思っている」ルノーの前進は、マクラーレンにとって後押しになるかもしれない。今シーズン、ホンダからルノーにF1エンジンを変更したマクラーレンだが、2018年は期待外れなシーズンとなった。マクラーレンは短期間でグリッド上位に返り咲けるような迅速な修正できないと認めているが、ザク・ブラウンは、エンジニアリングチームとデザインチームからのフィードバックはポジティブなものだと語る。「慎重ではあるが、多くの楽観主義がある。だが、我々は先走りたくはないと思っている。以前はそうしてしまったが、同じミスを2度も繰り返すつもりはない」「非常に慎重なアプローをとっている。開発は順調に進んでいる。我々が達成したいことに向けて順調に進んでいる」「だが、最終的にどれくらい競争力があるかはわからない。推測でしかない。全てのチームが異なるストーリーを立てている。彼らも控えめに表現したり、誇張して語ったりしたいと思っているはずだ。バルセロナでのプレシーズンテストに行くまでわからない」「自分たちが果たした進歩に満足している。我々はこれまでとは違ったことをしており、全員が協力して順調に仕事をしている。静かなる自信を感じている」「だが、いつでも動けるように構えている。我々にとって2019年が進歩を示すためにも重要な一年だということはわかっている。そして、それにはエキサイティングな神経エネルギーを伴うことをわかっている」