元ポルシェLMP1のチーム代表アンドレアス・ザイドルが、近い将来、マクラーレンに幹部として加入すると Crash.net が報じている。アンドレアス・ザイドルは、ポルシェが911ハイブリッドでFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスに復帰した2014年にチーム代表に就任し、2015年から2017年までル・マン24時間レースとタイトルを3連覇した。
ポルシェは、2019年から参戦予定のフォーミュラEに専念するために2017年末にLMP1クラスから撤退。アンドレアス・ザイドルは、ポルシェのフォーミュラEプログラムを統括する役割を与えられていた。しかし、先月、アンドレアス・ザイドルは突然にポルシェを離脱。2019年にF1チームへ移籍すると噂されていた。報道によると、アンドレアス・ザイドルは近い将来マクラーレンに加入し、F1イギリスGP前にチームを離れたエリック・ブーリエが就いていたレーシングディレクターのポジションを務めることになるという。現在、マクラーレンはザク・ブラウンはCEOを務め、ジル・ド・フェランがスポーティングディレクターに就任。ジェームス・キーが2019年にテクニカルディレクターとして加入する予定だが、レーシングディレクターの座は空席となっていた。マクラーレンの広報担当は「失礼ながら、推測にはコメントしないというのが我々のポリシーです」と語っている。アンドレアス・ザイドルは、2006年から2009年にBMWザウバーで働いてF1を経験している。BMWがF1から撤退した後、2012年にBMWのDTM(ドイツツーリングカー選手権)の責任者を就任し、ブルーノ・スペングラーのタイトル獲得に貢献した。ポルシェ時代にアンドレアス・ザイドルの元で2度のタイトル獲得と1度のル・マン24時間レースを制したブレンドン・ハートレーは、サイドルのF1への移籍の推測についてアブダビGPのレース週末に以下のように語っている。「アンドレアスのことは心から尊敬しているし、彼らからはたくさんのことを学んだ」とブレンドン・ハートレーはコメント。「彼は間違いなく僕がこれまで仕事をした最高のチームプリンシパルだし、LMPプログラムの不可欠な一員あった。彼と仕事をするのは本当に楽しかった」「彼の今後のことは僕にはわからないけど、彼の活躍を本当に願っているし、何をしても完全にそれに値するだろう」
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