マクラーレンは、2019年のドライバーとしてカルロス・サインツを起用することを発表。フェルナンド・アロンソの後任としてチームに加入する。マクラーレンは8月16日(木)、スペンン出身のカルロス・サインツ(23歳)を2019年のドライバーに起用することを発表。契約は複数年契約であり、フェルナンド・アロンソの後任としてチームに加入する。
カルロス・サインツは、レッドブルのジュニアドライバーーとして2015年にトロロッソでF1デビュー。だが、レッドブル・レーシングへの昇格が叶わなかったことでチーム移籍を志願し、昨年途中にマクラーレン、ホンダ、ルノー、トロロッソとの交渉の一環として、レッドブルとの契約を維持したまま、ルノーに1年間のローン移籍を果たしていた。レッドブル・レーシングは、現在ドライバーを務めるダニエル・リカルドが2019年からルノーに移籍することが決定。当初はカルロス・サインツが後任としてレッドブル・レーシングのドライバーを務めるとされていた。しかし、カルロス・サインツはそうではなくマクラーレンとの契約を選んだ。今回の契約により、カルロス・サインツはレッドブルとの関係は切れ、マクラーレンでF1キャリアの新たな章をスタートさせることになる。「僕が2019年シーズンからマクラーレンドライバーになることをようやく発表できてとてもうれしい」とカルロス・サインツはコメント。「ここしばらく考えてきたことだし、自分のキャリアのこの次の章にとても興奮している」「僕は記憶のある限りずっとマクラーレンのファンだった。素晴らしいヘリテージを持ったF1の偉大な名前であり、長年にわたってマクラーレンでレースをしてきたドライバーたちのリストにはF1のヒーローたちが何人もいる」「当然ながらフェルナンドもその1人だ。だから、マクラーレンのクルマに乗り、次世代のスペイン人レーシングドライバーの一員として、僕が彼のシートを引き継げるのは何よりスペシャルなことだ」「最後に、子供の頃の夢を実現するこの機会を与えてくれたマクラーレンのみんなにありがとうと言いたい。チームは将来にむけた長期計画を立てている。彼らが成功への道を再び切り開いていくなかで重要な役割を果たしていくことをとても楽しみにしている」マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは「我々はカルロスがマクラーレンドライバーとしてのチームに加入することにとても興奮している」とコメント。「我々は彼のことはしばらく評価してきたが、F1に次々と現れる次世代の才能のなかでも彼のことを高く評価している。カルロスには若さと経験が完璧なバランスで備わっている。彼はまだ23歳ではあるが、自身5年目のシーズンを我々とともにスタートすることになり、F1と我々のパートナーであるルノーの両方に巨大なレース経験をもたらしてくれるだろう」「カルロスがフェルナンドにとても憧れていることは秘密ではなく、モータースポーツ界で伝説的な名前を持つスペイン人として彼のシートを引き継ぐことはふさわしいことだ。我々は彼がマクラーレンにとって素晴らしい選手だと思っているし、来シーズン以降を彼が我々と一緒に過していくことに本当に興奮している」マクラーレンは、2019年に誰がカルロス・サインツのチームメイトになるかはまだ明らかにはしていない。また、カルロス・サインツのマクラーレン移籍が決定したことで、レッドブル・レーシングには現在トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーが昇進する可能性が高まった。