マクラーレンは、来月のF1ベルギーGPでストフェル・バンドーンに代えてランド・ノリスを起用するとの噂を否定した。今年、F1で2年目のフルシーズンを迎えたストフェル・バンドーンだが、以前に高く評価されていたパフォーマンスは影を潜めている。今年はまだ予選でチームメイトのフェルナンド・アロンソを一度も上回ることができていない。
さらに不運なことに、ストフェル・バンドーンのマシンにはイギリスGPとドイツGPでシャシーに原因不明のダウンフォース不足が発生。マクラーレンは原因を究明できず、ハンガリーGPでは苦肉の策としてシャシーを交換。なんとか問題は解消されたようだった。だが、そのF1ハンガリーGPでは、ポイント圏内を走行中にギアボックス故障という不運に見舞われてストフェル・バンドーンは8戦連続でノーポイントに終わった。そんな中、ストフェル・バンドーンが夏休み後の母国グランプリとなるベルギーGPでシートを失い、育成ドライバーのランド・ノリスが後任としてマクラーレンのドライバーを務めるとの噂が流れた。その噂について質問されたマクラーレンのザク・ブラウンは「そんなことはまったく考えていない」と否定。フェルナンド・アロンソに匹敵することができてないバンドーンを支持した。「我々は彼がチームメイトを倒すのを見たいと思っている。だが、フェルナンドと競い合った全てのドライバーが彼に倒されている。だから、恥ずべきことはなにもない」とザク・ブウウンは Het Laatste Nieuws にコメント。「我々はストフェルに失望してはない。我々が非常に難しい状況にいることは自分たちでもわかっているし、今年は良いクルマを与えられていないからね」夏休みを前に2019年の“シリーシーズン”は熱を帯びてきている。ハンガリーでは、ルノーが2019年にエステバン・オコンと契約を結び、カルロス・サインツが追い出されることになるとの噂が引き続き報じられた。ルノーのシリル・アビテブールは、決定は“夏休み後”に発表されると語る。「我々は何もサインしていないし、誰ともコミットはしてない」とシリル・アビテブールは Movistar にコメント。「我々には良いオプションがあるし、そのなかのひとつはカルロスが我々のもとに留まることだ」カルロス・サインツがルノーを出ることになった場合、ベストな選択肢はマクラーレンだとされている。2019年のマクラーレンは2つの空席ができるかもしれない。フェルナンド・アロンソがインディカーに転向し、ストフェル・バンドーンはシート喪失の危機が続いている。ザク・ブラウンはカルロス・サインツが2019年のドライバー候補であることを否定してない。「実際、我々には2つのシートがあり、我々の仕事はそこに可能な限りベストなドライバーを乗せることだ。カルロスが素晴らしいドライバーだということはすでに話しているとおりだ」とザク・ブラウンは語った。
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