マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、ジェームス・キーをテクニカルディレクターとしてトロロッソ・ホンダから雇用することを実現させるための“計画”があると語る。マクラーレンは27日(金)にジェームス・キーがテクニカルディレクターとして加入することをTwitterで発表。だが、まだ交渉中の案件を公表したことで、レッドブルのモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコの怒りを買うことになった。
ヘルムート・マルコは、その結果としてジェームス・キーは“非常に長い期間”獲得できなくなったことを示唆。最新の情報では、ジェームス・キーはレッドブル/トロロッソと2020年まで契約を結んでいるとされている。交渉は明らかに停滞することになったが、ザク・ブラウンは移籍は意図通りに進めることができると自信をみせている。「我々はジェームス・キーを雇い。彼は我々のテクニカルディレクターになるだろう」とザク・ブラウンはコメント。「開始日は決まっていない。彼は現在トロロッソと契約を結んでいる。もちろん、我々は契約状況を尊重する」「当然のことだが、トロロッソとレッドブルはジェームス・キーのような偉大な才能うを失うことに動揺していると思う」「彼はピットレーンで最高のテクニカルディレクターの一人だと認められているし、我々はいずれ彼が加入することに非常に興奮している」マクラーレンが補償をすることでジェームス・キーを早期に獲得することは可能かと質問されたザク・ブランは、契約を締結する必要があることを認める。「F1の世界では常に状況を変える方法と機会がある」とザク・ブラウンはコメント。「それは我々が潜在的に考慮するであろうことだった。我々には計画がある。もちろん、彼の現在の雇用状況は把握していたし、その状況を変えられるだろうとまったく心配はしていない」「以前にも述べてように、我々はいくつかのリストラを行い、雇用を行っている。まだ完了はしておらず、内部の契約に沿って進めている」ザク・ブラウンは、マクラーレンにはさらに多くの変化があるとし、テクニカルチームの最終形態はまだ決定していないと認める。「人材、そして、最終的な構造の両方がまだ完了していない」とザク・ブラウンは語る。「我々が自分たちのやっていることに分別を持っているが、それを公表したいわけではない」スポーティングディレクターに就任したジル・ド・フェランは、マクラーレン内にはすでに優秀な人材がおり彼らが再構成の重要な役割を果たしていくと主張する。「ここで重要な点はチームの努力だ。みなさんはご存じないかもしれないが、組織の至るところに才能のあるスタッフがたくさんいる」とジル・ド・フェランはコメント。「我々はチームを再編成して結集させ、より明瞭でオープンでコミュニーションの多いものにしていく」「我々が望んでる位置にたどり着くために社内で行っている全ての詳細を共有することはできない。だが、計画はあるし、我々が進めていくにつれて、皆に明らかになっていくだろう」関連:レッドブル、ジェームス・キーとの契約をリークしたマクラーレンに激怒