マクラーレンのF1スタッフがチーム内の“有害”な職場環境を告発。スタッフはストライキを検討しているが、職を失うことを恐れて行動に移せないと語った。先週、マクラーレンのF1チーム内の不協和音が報じられた。スタッフは“無能な上層部”に憤慨して反乱を計画し、元F1チーム代表であるマーティン・ウォットマーシュに協力を求めていたことが明らかなった。
しかし、マクラーレン側は、マーティン・ウィトマーシュの上層部批判は“部外者による間違った情報に基づいた軽率なもの”だと批判した。だが、今回、匿名を保証するという条件で従業員が Daily Mail の取材に応じ、マクラーレン内の“有害”な職場環境について告発した。「我々は一日中、血がにじむほど仕事をしている。彼らは我々にフレッドバー(25p Freddo bars)を与える」と彼はコメント。「マネジメントはそれをスーパーバイザーに手渡し、彼らはチームの従業員にそれを配るんだ。厳密にそれぞれ1つずつね」「フレッドはパッケージがタイトなスケジュールで生産されたときに手渡される」と彼は付け加えた。「例えば、我々は5月にスペインのアップグレードパッケージを生産するには2週間を与えられた。我々は締切りを守るために休みなく働き、時間内にそれを完成させた。その一週間後、フレッドが“ボーナス”としてスタッフ全員に手渡された。それを配るスーパーバイザーは恥ずかしそうだったよ」「昨年、クルマの組み立てを終えた後もフレッドを与えられた」彼は、マクラーレンの上層部は、MCL32の何が間違っているかを修正する方法があれば、木材でプロトタイプを作るよう従業員に訴えたと続ける。「彼らがどれほど無知化を示していることだ。彼らはカナダGP後の報告会でクルマの何が間違っているかはわかっているが、修正する方法がわからないと我々に伝えた。6桁の給料を貰っている人たちのいう言葉だろうか?」「我々は4人のマネジメントを“アンタッチャブルズ”と呼んでいる。レーシングディレクターのエリック・ブーリエ、チーフエンジニアのマット・モリス、チーフオペレーティングオフィサーのサイモン・ロバーツ、そして、オペレーションディレクターのデビッド・プロビンだ。おしゃべりして歩いているだけの人がいる。我々は彼らをリスペストしていない」「人々は彼らがジョークのようなことを言うので報告会をボイコットし始めている。雰囲気は有害だ。職を失うことがなければストライキをしたいと思っている」だが、マクラーレンはチーム内はうまくいっていると主張する。「マクラーレンにはモータースポーツ業界で最も忠実で長く勤めているスタッフがいる。我々のチームリーダーは、スタッフの仕事が特別な認知と報酬を受けるに相応しいと感じるたびに自発的に思いやりのある楽しいギフトをスタッフに報酬として与える。それはそのような例に過ぎ素、他にも日常的に多くのことが行われている」