マクラーレンは何としてでもフェルナンド・アロンソを手元に置いておきたいのかもしれない。たとえ、それがF1ではなかったとしても・・・。F1モナコGPの週末にはフェルナンド・アロンソのマネジメント陣がフェラーリと接触していたとの噂が浮上し、マクラーレンのザク・ブラウンはアロンソを保持したいとの希望を公にしている。
そんな中、Speed Week はマクラーレンがインディカーのフル参戦を本格的に検討していると報道。パドックの噂ではマクラーレンは、2019年はアンドレッティ・オートスポーツもしくはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングと提携し、2020年から単独で参戦するという具体的なプランさえも報じられている。さらにマクラーレンは、2度のインディカーチャンピオンでインディ500のウィナーでもあるジル・ド・フェランをコンサルタントをコンサルタントとして採用したことでその噂はさらに加速している。そして、2019年にマクラーレンのインディカーのコックピットに座るのはフェルナンド・アロンソだとされている。「我々は彼が走ることを望んでいる限りはフェルナンドを我々のレーシングチームに置いておきたい」とザク・ブラウンは Racer にコメント。「彼はF1キャリア以降も走り続けると思うし、我々が他の形態のモーターレーシングに参戦していれば、もちろん、フェルナンドを我々のクルマに乗せたいと思っている」「我々の他のいくつかの形態のモータースポーツに目を向けている。レビューしているなかで最も顕著なのはインディカーだ」と認める。「もちろん、彼(ド・フェラン)はインディカーで素晴らしい歴史を持っているし、彼には我々が改善するための手助けとなる専門知識がある。我々はそれについて非常に柔軟に考えている」フェルナンド・アロンソは「僕はド・フェランの任命とは何も関係ない。数日前にザクから連絡があって、チームはオプションを検討しており、彼はフレッシュな視点で助けることができると言っていた」とコメント。「現時点で彼(ド・フェラン)は話をするよりも聞いていることの方が多い。今後もっと貢献してくれるだろう」6月2日・3日にダブルヘッダーで開催されるインディカーのデトロイト大会では、ザク・ブラウンはジル・ド・フェランとともに現場を訪れるという。ザック・ブラウンもジル・ド・フェランについて「いろんなところで彼を目にすることになるだろう。2週間後のデトロイトでのインディカーレースやF1のガレージ周辺でね」と認めてる。さらに、ある関係者からの情報として、フェルナンド・アロンソのマネジャーを務めているルイス・ガルシア・アバドもマクラーレンの一行とともにデトロイトを訪れることになっているという。キャリアの目標として世界3大レースでの“3冠”を目標に掲げるフェルナンド・アロンソは、昨年モナコGPを欠場してインディ500に参戦。今年はトヨタからル・マン24時間レースに挑戦するなど、F1へのモチベーション低下が報じられている。
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