マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、F1バーレーンGPの予選における“驚くほど”のペース不足に“大調査”が必要だと危機感を強めている。マクラーレンは、フェルナンド・アロンソが13番手、ストフェル・バンドーンが14番手と揃ってQ2で敗退。昨年まで搭載したホンダのF1パワーユニットを搭載するトロロッソのピエール・ガスリーとフェルナンド・アロンソとの差は1.201秒差とまさに完敗だった。
エリック・ブーリエは、ドライバーはクルマに“何もおかしな部分はない”と報告しており、ペース不足に混乱していると述べた。「FP3でのペースに基づけば、もちろん、少し驚いた。大調査が必要だ」とエリック・ブーリエはQ2直後に Sky Sport にコメント。「フェルナンドの最後のラップはセクター2とセクター3でペースを見い出していたし、そこは早い段階で助けになるだろう。我々は何が起こっているのか解明する必要がある」「バランスは問題ないが、グリップが足りないのは明らかだ。それがパフォーマンス不足の私の結論だが、彼らは何もおかしなところは報告していない」開幕戦オーストラリアGPでは、フェルナンド・アロンソが10番手からスタートして、ストフェル・バンドーンとともに入賞を果たしている。マクラーレンは、オーストラリアでは間に合わなかったアップデートをバーレーンに持ち込んでいるが、相対的なペースを失っている。「我々は去年もバーレーンで苦しんだし、このレイアウトについて調査する必要がある」とエリック・ブーリエは続ける。「オーストラリアでのペースは夢ではなく、レースでは本物だった。明日は一発のペースよりもいいことはわかっている。だが、なぜ予選で遅かったのかを解明する必要がある。ファクトリーでいくつか質問する必要がある」「正直、ピットウォールの全員がと同じように少し驚いているし、何が起こったのかを理解する必要がある」関連:F1バーレーンGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション!