マクラーレンは、F1バルセロナテスト2日目にエキゾーストのトラブルによって37周の走行に留まった。昨年、マクラーレンはホンダの新型F1パワーユニットの信頼性問題によってプレシーズンテストの最初の2日間で69周しか走行できなかった。今年からルノーのF1パワーユニットに変更したマクラーレンは、異なる問題で2日間で88周の走行に留まっている。
初日にはフェルナンド・アロンソがホールナットの問題でスピン。午前中の大部分をマシンの修復に費やし、51周の走行にとどまっていた。2日目は走行機会を最大限にするために昼休みを設けずにセッションが行われ、ストフェル・バンドーンが走行を担当。午前中は気温が低く、大部分のチームが走行を控える中、午後1時の段階で32周を走行していた。しかし、その後わずか5周を走行しただけでマクラーレンは走行を終了。エキゾーストのトラブルでリアのボディワークには焦げ目がついていた。それでも昨年との違いはパフォーマンスを発揮できている点。ストフェル・バンドーンはピレリの新しいハイパーソフトタイヤでトップから0.652秒差の3番手タイムを記録している。「残念ながら、昼食直後にエキゾーストクリップに小さな問題が発生した。エキゾーストが外れて、ワイヤリングルームに多くの熱気が吹きかかった」とストフェル・バンドーンは説明。「そのワイヤリングルームのひとつはブレーキワイヤーだったため、チームは予備的なチェックを行った。もちろん、状況は予想していたよりも少し時間がかかってしまったけどね。全体的に多くのことを学べたポジティブな一日だったし、大きな問題ではなかった」2日目は気温が5℃以下で午後には雪が舞うコンディション。ストフェル・バンドーンはコンディションの方が懸念だったと語る。「もちろん、冬を終えてクルマに戻れてとても嬉しかった。コックピットを離れていた気がしなかったし、そこはポジティブな部分だと思う。僕たちの妨げになったのは主に天候だった。とても気温が低かったし、サーキットも湿っていた。それによって全員が走行を開始するまでしばらく時間がかかっていた」「僕たちはその時間をレーキの作業と空力データの収集にあてた。トラックがそれなりのコンディションになり、何度かきちんとした走行をすることができたし、今年のクルマをもう少し理解しようとした。第一印象はとてもポジティブだし、とても快適に感じている。サプライズはない。良い学習ができたよ」コンディションに関わらず、ストフェル・バンドーンは初めてのルノーのF1パワーユニットの走行は励みになったと語る。ルノーとの仕事についてストフェル・バンドーンは「これまでのところ、とてもポジティブだ」とコメント。「あまり言うことはないし、全てがいい感じだ。ドライバビリティはとてもいい感じだし、セッティングを変更すれば、全てが期待通りに機能する。なので、今のところ、あまり話すことはないよ」関連:F1バルセロナテスト2日目 結果:セバスチャン・ベッテルがトップタイム
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