マクラーレンは、フェルナンド・アロンソの2018/19シーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)参戦を示唆。WECへの参戦はF1でベストな状態を維持することに役立つだろうと述べた。フェルナンド・アロンソは、ル・マン24時間レースを制することを主な目的として、来年F1と並行してWECスーパーシーズンにトヨタから参戦すると考えられている。
フェルナンド・アロンソは、11月にアブダビで開催されたルーキーテストでトヨタ TS050ハイブリッドをテストしている。2018年のF1とWECのカレンダーは、アメリカGPと富士6時間の1戦だけ日程が衝突している。マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、フェルナンド・アロンソがWECの他のレースに参戦したとしても、F1プログラムの妨げにはならないだろうと考えている。「まず何より、いずれにしろ来年は少なくても1戦は日程が衝突することになる」とエリック・ブーリエは RACER にコメント。「最終的にル・マンに加えて3戦だけなので、それほど多くはない。彼はすでに常に様々な場所でカートレースをしている。彼はレースする必要があるドライバーのひとりであり、常にレースをしている必要がある」「多くのドライバーがそうだ。私がそうすることができれば、彼らは年間50週でレースをするような本物のドライバーだ。それは体調を維持し、注意を怠らず、うまく反映させ続けることになるだろう。十分にレースをしなければ、レース勘を失うことになる」「最終的に彼にとっては実際に良いことだと思っている。非常に競争的な環境に身を置き続けることにより、F1のために鋭さをキープすることになるからね」フェルナンド・アロンソは1月にデイトナ24時間レースにも参戦するが、エリック・ブーリエはチームメイトのストフェル・バンドーンは、キャリアのこの段階ではF1を唯一の焦点にする必要があると考えている。「フェルナンドは素晴らしいドライバーだと思うし、私にとっては今日におけるベストドライバーだ。彼が最も完成されたドライバーであることは間違いないし、彼はすべてのものから最大限を引き出すことができる」「彼はリファレンスであり、彼がいることはストフェルにとってもリファレンスとして良いことだと思う。彼は仕事の仕方、レースの仕方やアプローチを示しているからね」「フェルナンドは他のことができるすでに十分な経験を持っているし、それが妨げになることはない。一方、ストフェルはF1で懸命に仕事をして、学んでいく必要がある」トヨタは今月19日、来シーズンもFIA 世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦することを正式発表。ドライバーラインナップなどを含む詳細情報は、来年早々に発表する予定としている。関連:【WEC】 トヨタ、2018-2019年シーズンのWEC参戦を決定
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