マクラーレン・ホンダは、F1マレーシアGPの予選で ストフェル・バンドーンが7番手、フェルナンド・アロンソが10番手だった。ストフェル・バンドーンは、マレーシアGPを自身にとって過去最高となる7番手からスタートする。チームメートのフェルナンド・アロンソも、バンドーンとともにQ3進出を果たし、明日のレースに向けて10番グリッドを獲得した。
フェルナンド・アロンソ (10番手)「今日の結果と、今週末のこれまでの展開については、満足している。ただ、明日の決勝で予選のポジションを維持するのは簡単ではないと思っている。僕たちのレースペースが予選ほどよくないことは分かっているので、明日もドライコンディションとなった場合は、今日よりも少し苦戦すると思う。ただ、レースが雨の影響を受ける可能性はある。ウエットとドライが入り混じったコンディションになれば、僕たちにとっては有利だ。今週末は、マシンにパフォーマンスが備わっていると思うし、このサーキットで両マシンがQ3に進出したことは、とてもいい兆しだ。今回ここに持ち込んだ新しいパーツは、昨日はうまく機能したものの、今日はそれほどうまくいかなかったのかもしれない。それについては、あとで詳細を確認する。どのマシンもタイム差はほとんどないので、明日のレースで自分たちのポジションを維持するのは容易ではない。それでも、我々はいつも通りベストを尽くす」ストフェル・バンドーン (7番手)「これほど高いグリッドを獲得できるとは思っていなかった。Q3進出を期待していたものの、7番手をかけて戦えたのは、うれしいサプライズだった。実際、今日の予選は全セッションで非常にうまく進んだ。ミスをすることもなく、それぞれのラップで各区間をうまくまとめることができた。このようなサーキットで予選7番手に入るのは、おそらくこのサーキットで自分たちが獲得できる最高のポジションなので、自分のパフォーマンスにはとても満足している。僕たちのパフォーマンスは、レース距離よりも1周だけ走行したときの方がいい傾向にある。だから、明日は厳しいレースになると思うが、少なくとも僕たちはレースができる位置にいる。(昨日のFP2では赤旗が出されたため)どのドライバーもレース準備のための走行がほとんどできていない。従って、ほかのチームよりもさらに準備した状態でレースに臨み、そのメリットを活かせるようにしたいと思う。明日は競争力のあるレースを展開できるよう願っている」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「両ドライバーは、マシンの準備およびセットアップのために、週末を通して非常によく協力してくれている。今日の予選結果は、まさに2人の努力のたまものだ。ストフェルはこれまで素晴らしい走りをみせており、3回の予選セッションすべてにおいて確実に仕事をしてくれた。その結果、本人にとって過去最高となる予選ポジションを獲得した。一方、フェルナンドは最終ラップにはそれほど満足していないものの、彼も明日の決勝に向けて非常にいいチャンスがある。昨日のフリー走行のセッションが短縮されたことや天候の影響で、どのドライバーもレース用の準備があまりできていない。我々はレースでは予選ほど速くないかもしれないが、ほかのドライバーのレースペースもまだ分からない部分がたくさんある。それによって、レースがさらに興味深く、予期せぬ展開になることを願っている。明日は、その不確かさをチャンスとして活かせるようにしたいと思う」長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者「今日はチームにとって前向きな一日になりました。朝から晴れの天候となり、気温も30度を超えたため、午前のFP1では昨日と異なるコンディションの中で、さらにセッティングを煮詰めるかたちとなりました。予選では、フェルナンド、ストフェルともにいい走りをみせ、2台揃ってのQ3進出を果たしてくれました。特にストフェルは自身過去最高の7番手と、いいポジションを確保してくれました。2本の長いストレートがあり、パワーが重要となるこのサーキットで、今日我々が力強い走りをみせられたことは素晴らしいと考えています。今日も一日を通して我々のPUにも大きな問題は見られませんでしたので、明日もこの状態を維持できればと思います。少しでも多くのポイントを獲得すべく、レースに向けた準備を進めます」関連:F1マレーシアGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション
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