マクラーレンがホンダのパートナーシップを決断する最終期限が近付いているとの憶測が強まっている。今週、マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは Reuters のインタビューで、ホンダに90日間での改善という最後通告を突きつけたことをほのめかしている。「執行委員会は我々に直ちに進軍命令を下した。我々は希望を抱いてこのようなシーズンをもう一年過ごすつもりはない」とザク・ブラウンはコメント。
「我々の優先はホンダとワールドチャンピンを獲得することだ。だが、どこかの時点でそれが達成可能なのかどうかを決断する必要がある。我々は深刻な懸念を抱いている」しかし、Bild は、その最後通告は実際にはそれよりもはるかに早い時期にやっていると報じている。「Bildは、ホンダが今後数週間で戦闘力のあるエンジンを供給できなければ、マクラーレンはホンダとのシーズンを終えるという情報を得た」「あと2レースでマクラーレンとホンダは決別する可能性がある」Auto Motor und Sport は、マクラーレンはホンダとの契約の縛りがあるため、ホンダに契約の解除を決断するよう巨大なプレッシャーをかけていると報じている。フェルナンド・アロンソは、ザク・ブラウンのホンダへの最後通告を驚いてはいないとカナダで語っている。「ザクが言ったことは、皆さんが予想していることだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「彼は勝って、マクラーレンを再びチャンピオンシップを争えるポジションに立たせたいと考えている。3年が経ち、僕たちはそのようなポジションにはいない。だから、状況を変えなければならない。チームのためにそう思っている」「彼と同じように僕も勝ちたい。僕はワールドチャンピオンになりたいからこのプロジェクトに加わった。そして、僕たちはそのポジションにいない。状況に変化が見られず、競争的なポジションにいないようであれば、プロジェクトを変えようと思うものだ」フェルナンド・アロンソが、今シーズン末でマクラーレン・ホンダを離脱するのはほぼ確実とみられている。「僕たちは勝たなければならない。9月までに勝つか、それに近いことができるようになれば、僕は決断し、残留するだろう」マクラーレンとホンダが決別した場合、ザウバーが2018年のホンダのワークスチームとなる可能性がある。だが、ザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンは「そのような議論はしていません。今現在、そのような選択肢はありません」とコメント。「ホンダとマクラーレンとの状況がどうなっているかは我々にはわかりません。我々の仕事でもありません。我々は異なるプロジェクトですし、その点で彼らとは無関係です。2つの異なるパートナーシップです」
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