ジェンソン・バトンは、インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役として今年のF1モナコGPで復帰を果たすが、それまでに新世代のF1カーをテストすることはない。だが、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、昨年のアブダビGPで走らせた最後にF1マシンとは大きく異なる“ビースト”でのテストと経験の不足がジェンソン・バトンの妨げになるとは思っていない。
「このクルマのテクノロジーを考えれば、テストを組織することは有用ではないと判断した」とエリック・ブーリエは El Confidencial にコメント。「シミュレーターは非常に現実的だし、そこでクルマをテストするのが彼にとってはベストだ。10周も走れば大丈夫だろう」このマクラーレンの決断にフェリペ・マッサは疑問を投げかけている。「シミュレーターが十分に良いというなら、大部分のトップドライバーがそれらを使いたがらないのはなぜだ?」2009年にモナコGPで優勝しているジェンソン・バトンは、今年のモナコで309回目のグランプリをスタートする。関連:マクラーレン・ホンダ、F1モナコGPでのジェンソン・バトンの起用を発表