マクラーレンは、ホンダに対して我慢強さを示し、現在の困難から立ち直る手助けをしなければならない。そう語るのは、マクラーレンのエグゼクティディレクターを務めるザク・ブラウンだ。ホンダは、今年、パワーユニットに新しいコンセプトを導入し、前進を約束したが、ここまで信頼性とパワーマンスの両方がふそっくしており、マクラーレンは1度しか完走を果たせていない。F1バーレーンGPは特にチャレンジングな週末となり、MGU-Hが4度故障した。
だが、ザク・ブラウンは、マクラーレンは状況を受け入れて、ホンダに時間を与える必要があると語る。「我々はパートナーと働く必要があるし、パートナーを助ける必要がある」とザク・ブラウンはコメント。「もちろん、我々にとってフラストレーションであり、彼らにとっても、フェルナンド、我々のファン、我々のパートナーにとってもそうだ。他よりも速く、簡単に解決できていることもある。パワーユニットはそのひとつではない。非常に精密だ。開発するには時間がかかるし、毎週や2週間おきにレースをしているときは、最終的な検証に長い時間がかかる」「今シーズンは荒っぽい道のりになるだろう。我々はレース毎に改善するために懸命に作業しているが、このような遅れからスタートするので、今日の状況からどれくらい改善したとしても、今年は良い一年とはならないだろう」だが、ザク・ブラウンは、マクラーレンとホンダが直面している現在の苦境は、最終的にチームがトップに返り咲いた際にはすべての成功をより格別なものにしてくれるだろうと語る。「フラストレーションを感じてはいるが、それがモーターレーシングだ。もちろん、問題は悪化しているし、それが数年続いている。我々は期待しているし、どんな開発関係においても初期の問題は予測できるものだ。それは自然なことだと思う。今年、我々が後退したことには我々全員が驚いていると思うし、フラストレーションが増加しているのは確かだ。去年は前進を果たしていたからね。だが、仕方ないことだ」「我々はそのために生きているのでフラストレーションを感じているし、ファンのフラストレーションもわかる。我々には何百万人ものサポーティブなファンがいる。理解できているファンもいれば、もちろん理解できないファンもいる。我々は彼らに理解してもらおうとは思っていないが、レース毎に劇的な変化を期待できないことへの忍耐を求めたい。だが、我々はそこにたどり着くだろう。我々が勝ったとき、勝利の感覚とフィーリングはより格別なものになると内部で話している」
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