マクラーレン・ホンダは、インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役としてF1モナコGPでジェンソン・バトンが1戦限りの復帰を果たすことを発表した。2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンは、昨年末にF1引退を表明していたが、フェルナンド・アロンソの代役としてF1モナコGPでマクラーレン・ホンダ MCL32を走らせることになった。
マクラーレン・ホンダは5月28日に決勝日を迎えるF1モナコGPにストフェル・バンドーンとジェンソン・バトンの2名体制での参戦となる。ジェンソン・バトン「再びF1でレースができ、また、そのステージが私にとって慣れ親しんだモナコGPですから、これ以上の舞台はないと思っています。モナコでは2009年に優勝していますし、私の大好きなサーキットの一つです。ここは、ドライバーのテクニック次第で大きな差がつく難しいコースだと思います。MCL32の今シーズン序盤は難しいスタートになっていますが、これまでフェルナンドとストフェルがドライブしてきたサーキットよりも、モナコはこのマシンに合っています。2009年の再現のようなレースは難しいかもしれませんが、それでもポイントを獲得するチャンスは十分にあると考えていますし、そうなれば、チームにとって大きな意味があると思います。フェルナンドのインディ500挑戦については、レースで健闘するだけでなく、インディ500という舞台そのものを楽しんでくれたらいいと思っています。フェルナンドにとってスーパースピードウェイでのレースは全く新しい世界になりますが、彼は経験豊富な素晴らしいドライバーですから、すぐに順応すると予想しています。日曜の夕方、モナコGPの後には、きっと私は彼の姿をテレビで見ていることでしょう。とても楽しみです!でも、本当に楽しみにしているのは、自分自身がモナコGPという特別な場所でチャレンジできることです。MCL32には、モナコGPの前にマクラーレンのシミュレーターで乗る予定で、それでレースへの準備は整うと思っています。日ごろからトライアスロンのトレーニングで十分に鍛えていますから、フィジカル面でも全く心配していません。F1パドックにいる旧友たちに会うのも楽しみですし、何か少しでもファンの皆さんに喜んでもらえることができたら良いと思っています」