マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、カスタマーエンジンでもレースに勝つことはできると考えているが、それでもホンダとパートナーを組むという決定は正しかったと主張する。マクラーレンの元CEOであるロン・デニスは、カスタマーエンジンでF1で勝つことは不可能だと考えていたのは周知通り。ワークス参戦したメルセデスとの契約を解消し、ホンダをF1に呼び戻してワークスパートナーシップを結んだ。
だが、3年目を迎えてもマクラーレンとホンダのパートナーシップは実を結んでおらず、最近の噂では、マクラーレンはホンダと決別してメルセデスからパワーユニットを購入することを検討していると報じられている。ザク・ブラウンは「カスタマーエンジンでレースに勝つことは可能だ。でも、支配することが、もちろん、我々のゴールであり、我々はファクトリーチームでなければならない」「ホンダと一緒に戦うという決定は完全に正しかった」また、ザク・ブラウンは、マクラーレンが現在のエンジン危機を解決するために独自にパワーユニットを製造するという噂を改めて否定した。最近、レッドブル-ルノーのプロジェクトを離れたF1エンジン専門家のマリオ・イリエンと彼のイルモア社がマクラーレンと仕事をしているとの報道がなされた。その報道は、マクラーレンが市販車プロジェクトの成功に習い、独自のF1エンジンを製造するとの噂を引き起こした。しかし、ザク・ブラウンは、F1チームと市販車部門の比較を軽視した。「マクラーレン・オートモーティブはビジネスのまた別の部門だ」とザク・ブラウンは Auto Bind にコメント。「我々はエンジンメーカーではない。我々はレースチームであり、カーメーカーだ。10年で何ができるかはわからないが、現時点でそれは我々に関連した話題ではない」
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