マクラーレン・ホンダは、2017年F1マシンにオレンジのカラーリングが採用されるという噂を煽っている。今月初めにマクラーレン・ホンダが、新車発表のカウントダウンにオレンジを採用して以来、2017年F1マシンのカラーリングでオレイジが復活、もしくは部分的にオレンジが使われるとの噂が広まっている。27日(金)、マクラーレン・ホンダは、SNSのカバー画像を新車発表を予告する新たな画像に変更。
画像ではオレンジでF1マシンのシルエットを表した上に“CHANGE YOUR GAME(常識をくつがえせ)”の文字が乗った。マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエも、2017年F1マシンがクラッシュテストに合格したことを伝えたツィートで「これからペイントだ・・・!」とカラーリングに何らかの変更があることに含みを持たせている。マクラーレンはイギリス国籍のチームだが、チーム設立当初は創設者ブルース・マクラーレンの母国ニュージーランドのナショナルカラーリングであるオレンジのカラーリングを採用。もうひとつの逸話としては、チームマネージャーのテディ・メイヤーが、ライバルチームのオレンジのマシンに感銘を受けて、1968年のCan-Amシリーズのためにマシンをオレンジの塗ったというものもある。“パパイヤオレンジ”に塗られたマクラーレンのCan-AmとF1カーは、フェラーリが自身のレースカーを識別するために赤を採用したのと同じように、マクラーレンのシグネーチャーカラーとして認識された。その伝統のオレンジのカラーリングは、1990年代と2000年代中盤にテスト用のカラーリングとして復活していたが、マクラーレンの元CEOロン・デニスは、常にレトロなカラーリングに戻ることを嫌っていた。2015年シーズン前にオレンジのカラーリングに質問されたロン・デニスは「それは古いマクラーレンのカラーだ。なぜ我々は後ろを向くのだ?」とコメント。「会社の数人がオレンジやイエローを望んだからと言って、彼らを幸せにさせるためだけにカラーリングを変えることはない」しかし、ロン・デニスの解任の後、エクゼクティブディレクターに就任したザク・ブラウンは、2017年F1マシンに大きな変更があることをほのめかしている。「我々はマクラーレンでそれをスタッフに披露した。我々は自分たちの将来にとても興奮している」とザク・ブラウンはコメント。「ちょうどカラーリングを完成させたところだ。ファンは技術的にもビジュアル的にもクルマのルックスに興奮すると思う」マクラーレン・ホンダ、2017年F1マシンの名称は『MCL32』
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