マクラーレン・ホンダは、F1マレーシアGPの予選で、ジェンソン・バトンが9番手、フェルナンド・アロンソが22番手だった。ジェンソン・バトン (9番手)「予選は本当に楽しかったよ! 前のポジションのマシンからわずか0.029秒差だったことは少し残念だけど、それほど悪くはなかった。8番手か9番手のどちらかに入ると思っていたけど、結果は9番手でした。それについては満足している」
「Q1ではトラフィックの問題があった。タイム計測ラップを走行している際に、9コーナーでブレーキを遅く踏んでエステバン・オコンを追い抜かなければなたなかったけど、予選でそうする必要があってはならない。また、14コーナーではルノーのマシンの後方でダウンフォースをすべて失い、少しスピンを喫した。Q1は忙しいセッションだった。それでも昨日のフリー走行以来、クルマをずいぶん改善することができた。改善のためにチームはすばらしい仕事をした。クルマに対して本当に心地いいと思ったのは、今週末では今日の予選が初めてだった。レースではいい走りを披露することができればと思う。明日僕たちが周りのマシンと戦えない理由はない」フェルナンド・アロンソ (22番手)「昨日のフリー走行では、余裕を持ってトップ10入りを果たした。従って、そこそこのパフォーマンスがありながら、レースに先立ってグリッド降格ペナルティーを受けるというのは少しフラストレーションがたまる。ただ、これで残りのシーズンに必要な部品を十分に確保できた。これ以上グリッドペナルティーを受けて後方からスタートする必要がないことを願っている。今朝のFP3での僕の走行は、特に重要でした。ロングランを実施し、レース用に有効なデータを取得することが目的だった。予選では、数周だけ走行した。明日の決勝に向けてできるだけ多くのタイヤを残すためだ。明日、僕たちがどれだけうまくコンディションを読み取り、いい戦略を立てられるのかを見るのは興味深いだろう。新しいアスファルトは、急速に改善し続けている。12台のマシンをオーバーテイクし、入賞圏内で完走するのは難しいだろうけど、僕たちにできることはまだあると思っています」エリック・ブーリエ (レーシングディレクター)「1日目のフリー走行は難しく、期待できないセッションとなりましたが、本日の予選ではジェンソンがすばらしい走りをし、マシンの実力を最大限に引き出してくれました。我々が一晩で運を好転させることができたのは、チーム全員が懸命に仕事をしてくれた証です。両ドライバーからは、金曜日から土曜日にかけてマシンのドライバビリティーが格段に向上したとの報告がありました。ジェンソンについては、Q3の最後まで精一杯アタックすることができました。楽しかったですし、満足のいく内容でした。これは、マクラーレン・ホンダが手を組むことで今後なにができるのかを示すものです。一方、フェルナンドについては、今週末を迎える前から彼が大きなグリッド降格ペナルティーを受けることは分かっていたものの、それがなければなにが可能であったのかを目の当たりにするのは少しフラストレーションがたまります。ただ、今日は明日のレースに焦点を当てました。明日、フェルナンドは22番手からスタートしますが、1周目の最後に同じポジションにとどまっていることは絶対にないと思っています。昨年フェルナンドがここで果敢な走りをしたことは今も覚えていますし、明日のスタートでシグナルが消えた瞬間から精一杯アタックしてくれると確信しています。彼になにができるのかをみんなが注目することになると思います」関連:F1マレーシアGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション
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