マクラーレンは、アップルが同社の買収について交渉中だとの報道を否定した。Financial Times は、アップルが“戦略的な投資”もしくは“完全な買収”についてマクラーレン・テクノロジー・グループと交渉を始めたと報道。マクラーレン・テクノロジー・グループは、F1チーム、市販車事業を展開するマクラーレン・オートモーティブ、エレクトロニック専門のマクラーレン・アプライド・テクノロジーという3つの会社から成っている。
アップルによる買収報道について質問されたマクラーレンのスポークスマンは「マクラーレンが確認できることは、潜在的な投資についてアップルといかなる討議もなされていないことです」とコメント。「ご承知のとおり、私たちのブランドの性質からして、私たちは常に幅広い分野の相手と内密に話し合いを行っています。ですが、それに関して外部に明かすことはありません」アップルは、電気自動車の自動運転技術の開発に取り組んできたが、最近になってプロジェクトは縮小したとされている。アップルはクルマ自体を製造するよりも、クルマに搭載するシステム開発に焦点を置いており、それにはマクラーレン・テクノロジー・グループの実用テクノロジーが目的にかなっていると報じられている。関連:アップル、マクラーレン買収の噂