マクラーレンは、4月29日に行われるFIA世界モータースポーツ評議会の結果によっては、数レースの出走禁止を命じられる可能性がありそうだ。F1オーストラリアGPで偽りの証言をしたとしてレース失格処分となったマクラーレン。この「ライゲート」に関して、マクラーレンは、再び4月29日の世界モータースポーツ評議会へ召集されている。F1の最高権威者バーニー・エクレストンは、スチュワードに嘘をつき、F1に悪評をもたらしたマクラーレンの行為には、2007年のスパイ疑惑よりも重い処分が下されるだろうと語る。
「同じようなことですぐに法廷に戻ってくることは決して良いことではない」とエクレストンは語る。FIA理事会は、レース禁止、チャンピオンシップからの除外、2007年のスパイ疑惑の際にマクラーレンに対して科せられた1億ドルの罰金のような厳しい財政的なペナルティーなどを下す、基本的に無制限の力を有している。バーニー・エクレストンは、ヤルノ・トゥルーリを罰させるためにスチュワードに嘘をついたというマクラーレンの行為が「裏切り」に等しい行為だと語る。「処罰には多くの選択肢があるし、チームがレースを禁止されることになれば、それは大変なことだ。しかし、それが起こるかもしれない」2005年には、不正な燃料タンクを使用したとしてB・A・Rホンダに2レース出走禁止の処分が下されている。