マクラーレンのチーム代表であるマーティン・ウィットマーシュは3日(金)、チームとルイス・ハミルトンがFIAスチュワードに嘘をついたことを認めた。マクラーレンは、オーストラリアGPでセーフティカー導入中にルイス・ハミルトンにヤルノ・トゥルーリを先に行かせるよう指示したが、レース直後の聴聞でトゥルーリが追い抜いていったと主張。FIAは虚偽の発言をしたとして、ルイス・ハミルトンに対してオーストラリアGPの失格処分を下した。
マクラーレンは、この一件に関わったスポーティングディレクターのデビッド・ライアンを停職処分とした。ライアンは3日の最初のフリー走行中にセパンのパドックを離れており、彼のチームにおける将来が疑問視されている。「ルイスは完全に正直だったわけではないと思う」とウィットマーシュは語る。「我々はデーブと話した。彼はチームの上役メンバーであり、彼らはその場に共に出向いた。私は信じられないほど難しい決断を下さざるを得なかった。個人的に私はデーブと20年の知り合いだ」「私はマクラーレンで20数年間働いているが、デーブより献身的な人物を見たことがないと思う。彼は1974年以来マクラーレンの必要不可欠な一員であり、当時からチームのワールドチャンピオンシップでの多くの成功において重要な役割を果たしてきた」「しかし、先週日曜日の出来事における彼の役割、具体的にはFIAスチュワードへの対応が、チームが謝罪しなければならないような重大な影響を及ぼした。したがって私は今朝、彼を停職処分にし、彼もこれを受け入れた」嘘をついたハミルトンに対してウィットマーシュは「ルイスはそれに従ったのだと思う」と擁護。「チームも、それから私自身、この問題について恥ずかしいというよりも深く後悔している」ライアンの今後、そして自身の去就について、ウィットマーシュは今週末のイベントを終えてから検討するとしている。
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