マクラーレン・ホンダは、F1ロシアGP 初日のフリー走行で、ジェンソン・バトンが8番手タイム、フェルナンド・アロンソが10番手タイムだった。ジェンソン・バトン (8番手)「今日は全体的にポジティブな一日だった。これまでの金曜日のフリー走行では、僕たちのマシンにも速さがあった。日曜日のレースで燃料をセーブしなければならないことは分かっているが、明日の予選ではQ3進出を狙い、日曜日の決勝ではポイントを獲得できればと思う」
「明日の予選でトップ10に入ると、決勝のスタート時のタイヤ選択が制限されるが、そのポジションからいいレースをすることは可能だ。自分たちの前に速いマシンがいるので、DRSゾーン内で走行し、その速いマシンに僕たちのマシンを引っ張ってもらうことができる。ここのサーキットはタイヤには比較的優しい傾向があり、同じタイヤで多くのラップを走行することができる。ただ、レース中のピットストップはどのドライバーも1回か2回、おそらく1回になることが予想される。今回はおもしろい週末になると思う」フェルナンド・アロンソ (10番手)「明日の予選で少なくとも一台がQ3に進出できれば、僕たちにとってはいい知らせだし、それは可能だと思っている。これまでは金曜日のフリー走行の結果をもとに土曜日の予選で僕たちにもチャンスがあるのではないかと少し期待し過ぎていた面があるかもしれない。ただ、今日はマシンの感触は良好だった。まだ100%のレベルには達していないが、車体の方でまだ少し改善ができるはずだ。それが予選でトップ10に入るために十分な改善なのかどうか見てみよう。一部のコーナーでは、マシンのバランスが少し悪かった。なので、パワーを最大限に利用し、タイヤを適温でうまく機能させれば、12番手から上のポジションにあがることは可能だ。 明日はマシンのポテンシャルを最大限に引き出せるよう願っている」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「ソチのサーキットは我々を惑わすような難しいコースです。今日のセッションでは、ここで完ぺきなバランスを見つけることの難しさを改めて実感しました。午前中は、空力やセットアップ面の確認作業を数多く実施しました。そのため、マシンのバランスを正確に読み取ることができず、両ドライバーからはマシンの動きが予測不可能で、自信を持ってドライブしづらいとの訴えがありました。幸いにも、我々は昼食時間にかなりの進化を遂げることができ、ジェンソンとフェルナンドからは午後のセッションではマシンの感触がずいぶんよくなったとの報告がありました。午後のセッションで両マシンがトップ10入りを果たしたことは、励みになります。明日の予選でトップ10に入れば、日曜日のレースでは戦略面において新たな課題が待ち受けることになりますが、明日の予選で2台ともQ3に進出することが我々の目標です。それが実現できれば、チーム全体にとっていい刺激になりますし、我々が引き続き着実な進化を遂げていることの表れとなるでしょう」関連:・F1ロシアGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム・F1ロシアGP フリー走行1回目:ニコ・ロズベルグがトップタイム
全文を読む