マクラーレンのロン・デニスは、ストフェル・バンドーンがチームのリザーブドライバーとして1シーズンを過ごした後、2017年にF1デビューを果たすために十分い成熟していると考えている。7勝を挙げる圧倒的な強さでGP2シリーズを制覇したストフェル・バンドーンだが、マクラーレンにはすでにフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンというワールドチャンピオンがいたため、F1へまっすぐに卒業というわけにはいかなかった。
2013年からマクラーレンの若手育成プログラムのメンバーとしてのストフェル・バンドーンの成長を監督してきたロン・デニスは、バンドーンの才能と労働観を称賛している。「彼は常にインテリジェンスだったが、最近、あの若さにしては稀なレベルの知恵を身につけた」とロン・デニスはコメント。「それに彼は、F1を含めた世界のどのレースシリーズのレースドライバーにも劣らないフィジカルを備えている」「マクラーレンの若手ドライバープログラムのメンバーには常にあてはまることだが、彼のF1への地図は非常に注意深く描かれており、2017年には彼の準備ができていると見ている」ストフェル・バンドーンが今季のF1シートを得られなかった理由の一つに、ホンダにカスタマーチームがなかったことがある。マクラーレンはフェルナンド・アロンソと結んだ3年契約の2年目を迎えているため、空きシートができるかはジェンソン・バトンの動向次第だ。ロオン・デニスは、来年のマクラーレンに空きができるかどうかについてコメントしようとしなかった。ジェンソン・バトンにについてロン・デニスは「彼と私は今年を通じて話し合っていく予定だ」とコメント。「だが、彼はワールドチャンピオンであり、我々が抱えた中でも最高のドライバーの一人だ。どのチームも彼を迎えれば喜ぶだろう。我々が間違いなくそうだ」ストフェル・バンドーンは、2016年にマクラーレン・ホンダのリザーブドライバーの役割と平行で、日本のスーパーフォーミュラに参戦。元F1ドライバーの小林可夢偉、中嶋一貴、ル・マン24時間レースのウィナーであるアンドレ・ロッテラーらとチャンピオンを争う。