マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュは、現段階でMP4-24がチームが望んでいたほど競争力がないことを認めた。マクラーレンは、これまでのテストで、ルイス・ハミルトン、ヘイキ・コバライネンの両ドライバーともにタイムシートのトップに近づくことができておらず、強い印象を与えることができていない。そのためチームが新車に問題を抱えていると見方が強まっている。
金曜日、マーティン・ウィットマーシュは、それが事実であることを認め、チームはパフォーマンス不足に気づいており、調整するために懸命に作業していることを明らかにした。「今週のバルセロナで走ったマシンは計画通りにエアロパッケージがアップデートされた。パフォーマンス不足は確認されており、我々は今、解決するために懸命に作業している」マシンは現時点で十分に速いかという質問にウィットマーシュは答える。「現時点ではそうではない。我々のチームはそれほど高い水準ではないのは確かだ」「しかし、ルイスは前回のワールドチャンピオンだし、彼は我々のマシンの1台でワールドチャンピオンになった。だから、そのレベルの成功を下回っていれば、当然、我々、我々のパートナー、メディア、ファンは満足しないだろう」「マクラーレンは648戦目のグランプリを開始した。我々はそれらの162戦を勝っているし、431回の表彰台を記録している。我々の記録に誇りに思っているし、MP4-24をその記録を増すポジションに持っていくために懸命に働く我々のエンジニアの能力を信頼している。彼らはすでに正確にそれを成し遂げることに従事している」メルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグは、問題を解決するには時間が必要だと語る。「間違いなく、我々が望んでいた場所にはいない。我々は来週ヘレスでさらに4日間のテストプログラムを続ける。しかし、それには時間がかかるだろう」ウィットマーシュは、チームが状況を修正するために全力をあげて作業しており、問題が解決されることを確信していると語る。「要因の組み合わせだ。昨年みたように、我々のメルセデス・エンジンは強い。だからMP4-24のパフォーマンス不足がシャシーが中心であることは明らかだ」「21世紀のF1では、必然的にマシンの空力面が全体的なパフォーマンスパッケージに大きなプラスとマイナスを与える。それがMP4-24に見られる問題だ。しかし、F1のエンジニアは、プレッシャーに置かれたとき素晴らしいことを成し遂げることができる」「今日、彼らと話して、MP4-24のレコードタイムの問題に注ぐ彼らの断固とした決意を感じた。事実、それは断固とした決意であり、専門的知識と極めて高いテクノロジー技術の経験、プレッシャー下での正確な作業能力が合体して、F1を素晴らしいスポーツにしており、素晴らしいエンジニアリング面での挑戦を作り出している」「F1の歴史の多くで、成功したチームは彼らが望んだほどではないマシンでスタートしている。そして、それらの成功のチームの多くは、見事なほど敏速にグリッドの最前列に戻ってきている。それが我々がしようとしていることだ。実際、我々はそれをすでに行っている」