マクラーレンは、2016年初のプレシーズンテストで、ホンダのパワーユニットによる改善はあったものの、パフォーマンス不足が続いていることが強調されたと考えている。先週、マクラーレンはバルセロナテストでポジティブなスタートを切り、前半2日間で248周を走り込んだが、後半2日間はオイル漏れ、冷却液漏れとトラブルに悩まされて満足な走行ができなかった。
しかし、ホンダのERSにポジティブな兆候が見られたのは確かだ。マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「彼ら(ホンダ)は昨年のメインの問題であるデブロイメントを解決させた」とコメント。「しかし、我々はまだメルセデスやフェラーリのパフォーマンスレベルにはいない。やらなければならない仕事はまだたくさんある」「だが、昨年の問題の後、クルマをチェックし、クルマを探り出し、ファクトリーに送るために確実に走行することの方が重要だった」「昨年の11月からテストのスタートまでに我々ができた作業は全てシミュレーションだった。つまり、常に真実から逸れる傾向にある。現在、真実はシステムに戻っている。それによって相関関係がOKであること確実にし、我々がどの位置にいて、どの位置に進んでいるかを知ることができる」「2回目のテストは、全員がどこかの段階でレースシミュレーションや予選走行を実施るはずなので面白くなるだろうし、そのあと状況をピックアップしていくことになる」エリック・ブーリエは、今シーズン、急速な進展に目標を定めている。「マクラーレンは勝利が全てだ。勝たなければ、失敗ということになる。それがセオリーであり、我々は勝つためにあらゆるものを適切に整備しなければならない」「我々が正しい道で優れた進歩を果たしている限り、我々がキャッチアップするスピードは他よりもずっと高い。そして、それは我々が正しい道を進んでいることを意味する」「今年、優勝しなければならないわけではない。表彰台を獲得しなければならないわけではない。それはあまりに早く、高すぎる目標かもしれない」「間違った予想をするのは間違ったことだ。我々は予想をあまり高く引き上げることはできない。そうでなければ、倒れてしまう」
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