マクラーレンは、F1ベルギーGP後のドライバーの発言を“前向きなプレッシャー”とし、ホンダへの奮起を促した。ホンダは、F1ベルギーGPにアップデート版のパワーユニットを投入したが、結果は周回遅れの下位フィニッシュという散々なものだった。レース後、ジェンソン・バトンは“恥ずかしいレース”、フェルナンド・アロンソは“辛かった”と語り、今シーズンの目標は「ポイント獲得」と開幕前と比較してトーンダウンしている。
また、開発をスピードアップさせるために外部から経験者を呼んだ方がいいと勧めるマクラーレンに対し、ホンダは自ら答えを導き出すことを重視しており、両者にすれ違いが生じ始めてているとの噂も聞かれる。マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ドライバーたちの率直なコメントを真摯に受け止め、ホンダと足並みを揃えるための原動力にしたいと述べた。 「彼らには、フラストレーションを感じたり、チャレンジに興奮したりしてほしくない」とエリック・ブーリエは Sky Sports に述べた。 「ホンダには強い信念があり、マクラーレンにも良いと信じる提案がある」「だが、ホンダの決定は尊重しなければいけない。彼らには彼らの描く地図があるわけで、それが我々のタイミングと合うようにうまく調和することが重要だ」 「彼らにはオープンに接しているし、ドライバーたちを使って正しい場所に正しいプレッシャーをかけることができれば、お互いのタイミングを合わせるのに役立つと考えている」