マクラーレンは、ホンダとの提携が長期的にうまくいかなかった場合の“ブランB”はないと述べた。マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ホンダがF1に“長年にわたり”コミットしており、マクラーレンとしては他の選択肢を探すよりも、コラボレーションを成功させていきたいと述べた。
「我々にプランBはない」とエリック・ブーリエはコメント。「我々全員が一緒に働いていくことを確実なものとするのは我々次第だ」「結婚のようなものだ。ストレスを抱えることもあるが、我々は同じ道を辿っていく」「彼らは長期的にコミットしており、彼らが建設した施設は素晴らしいものだ」「彼らが落ち着き、知識を得て、経験を重ね、適切なプロセスを実行する時間が必要だ」マクラーレン・ホンダは、1980年代後半から90年代初期にかけて一世を風靡。特に1988年はアイルトン・セナとアラン・プロスト が16戦中15勝という圧倒的な強さで優勝した。当時、ホンダは、1983年にスピリットにエンンジンを供給し、ウィリアムズとロータスで成功を収めた後、マクラーレンとタッグを組んだ。しかし、今回はF1から6年離れた後の復活であり、ライバルよりもV6ターボパワーユニットの経験が一年少ない。「1980年代と比較するは間違っている。1988年、ホンダはF1での5年間の後にマクラーレンに加わった。そして、今回、ホンダはF1に戻ってくることに決めた」「彼らは多くのコミットメント、リソースとともにそれをやっているが、彼らは2年前にスタートした。2年間がF1で競争的になるには十分ではないのは明らかだ」マクラーレンは、かつて1995年からワークスベースで協力してきたメルセデスが2010年に独自のF1チームを再設立することを決めたときから、新しいファクトリーパートナーを見つけなければなかなかったと頑なだ。「いつであれ、先よりも後から分析する方が簡単だ」とエリック・ブーリエはコメント。「我々はいくつかの基本的なルールを守らなければならなかった。我々がホンダに移った理由は明白だった」「メルセデスが独自のチームを運営することを決定した場合、カスタマーになるのはわかると思う」「カスタマーになれば、決してワールドチャンピオンになれないとわかる。それは明白だ」「我々がホンダに移った理由は、ホンダのファクトリーチームになる機会があったからだ」「タイミング、結婚をうまくいかせる方法などを疑問に思うことがあると思うが、これは長期的なコミットメントだ」