マクラーレン・ホンダは、2016年に集中するために今年のマシンへの集中を減らしていく意向はないとジョナサン・ニールが述べた。F1オーストリアGPでは、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが年間のエンジン制限数を超過したことでそれぞれ25グリッド降格という重いペナルティを科せられた。
それはマクラーレン・ホンダの最新の停滞であり、チームは8戦で4ポイントしか獲得していない。先月、フェルナンド・アロンソは、現在のポジションを考え、マクラーレン・ホンダに2016年に注意を向ける時であることを提案していた。しかし、ジョナサン・ニールは、2016年も規約は比較的安定したままであることから、マクラーレンはプッシュし続けていくと述べた。「規約は進化的なので、来年に焦点を移行することを検討するにはまだ時期尚早だ」とジョナサン・ニールはコメント。「来年に向けたグライドパスがあるので、我々は最終戦まで全開で行く」「フロントウィングやリアウィング、フロア、ブレーキダクトのようなエレメントは、コンセプト的にその大部分を貫いていく」「それを念頭に置けば、我々は今年プッシュし続けなければならない」2017年のF1規約は革新的な見直しが計画されているが、ジョナサン・ニールは、マクラーレンは適切なタイミングでそのプログラムにリソースを転換していきたいと考えていると述べた。「2017年にたどり着くまでに規約は進化していく」とジョナサン・ニールはコメント。「レギュレーションがどうなるかはわからないが、状況は大きく変化しそうであり、我々はそれにむけてうまく準備しなければならない」「進化的な変化の場合は、かなり安価にコンセプトを進めていける」「だが、エンジンやシャシーにおける大幅な変化は全てが賭けであり、我々はR&Dを深く行っていく」「それを適切に行っていく時間が必要になるのはそれからだ」