マクラーレン・ホンダは、F1カナダGPの予選で、フェルナンド・アロンソが14番手、ジェンソン・バトンはERSのトラブルを解決できず、予選に参加することができなかった。フェルナンド・アロンソ (14番手)「自分のラップタイムには満足しているし、今日の予選ではこれが僕たちが期待できる最高の結果だったと思う。トロ・ロッソのマックス・フェルスタッペンがペナルティーを科せられると想定すると、明日の決勝は13番グリッドからのスタートになると思う」
「今日は朝からマシンのエンジン交換をし、FP3ではほとんど走ることができず、さらに予選にはマシン一台しか出場できないというチームにとって難しい一日になった。予選14番手という結果は今日のなかでは一番のニュースだったと思う。明日はスムーズなレース運びをし、両マシンがトラブルなく完走できるような良い一日になることを期待している。ここモントリオールのサーキットはブレーキ、ギアボックス、およびその他部品にも非常に厳しいので、常にアクション満載で、セーフティカーの導入やマシンの信頼性の問題も見られる良いレースが繰り広げられる場所だ。最後まで何が起こるかはわからないので、最終ラップまで集中して臨む必要がある。明日の決勝ではストレートでのトップスピードが最大の懸案となるが、それを克服し、少しでもポイントを獲得するために戦略やタイヤマネージメントの面で上手に進めたいと思う」ジェンソン・バトン「今朝はマシンのセットアップ作業を多数実施し、昨日よりもずいぶん良い感触を得ていたので、予選を楽しみにしていた。ですから、予選に参加できなかったのは残念だが、こういうことはあるものだ。明日のレースでは全力を尽くす。今週末、チームのメンバーはとても精力的に作業をしてくれている。フェルナンドのマシンを予選に間に合わせるというすばらしい仕事を成し遂げたので、僕のマシンについても同様にまた良い仕事をしてくれるはずだ。ただ、今回のような週末はチーム全体にとって困難な時間だ。明日は長いレースになるけどが、今から楽しみにしている」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「今日は我々にとってフラストレーションが溜まる、残念な一日となったことは否定できません。まず、日常点検の中でフェルナンドのマシンのエンジンに不具合があることが判明し、今朝からエンジン交換を余儀なくされました。その問題によって今週末に出走できない恐れがあったためです。その後、FP3の終盤になって、今度はジェンソンのマシンがERS関連の問題に悩まされました。同不具合についてもエンジン交換が必要だったため、ジェンソンは予選を欠場することになりました。我々とホンダが非常に大きな仕事を抱えていることは十分理解していますし、そう認識していることは今年初めの段階から常に明確にしてきました。それでも我々はそれにひるむことなく常に突き進んできました。日本のさくらにいる同僚は、我々が直面している数々の問題を解決しようと日夜懸命な努力をしており、それを必ずやり遂げてくれるとチーム全員が信じています。そして、我々もウォーキングで精力的に仕事を続けています。名声を築き上げたマクラーレン・ホンダが23年ぶりに再びパートナーシップを組んだオーストラリアGP以来、我々はともに大きな進化を遂げてきました。その進化が常に直線的に現れるわけではないことは承知していますし、今日はそれを証明したような一日でした。ただ、我々は旅に向けて既に歩み出しており、どうやって目的地に辿り着くのかは分かっています。チームが一丸となって必ず目的地に辿り着いてみせます」関連:F1カナダGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション
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