ホンダは、今週末のF1モナコGPでマクラーレン・ホンダが好リザルトを得られるかどうかはマシンのドライバビリティにかかっていると述べた。 前戦F1スペインGPではジェンソン・バトンのマシンがドライブするには非常に難しい状態であり、ジェンソン・バトンはレース前半が“人生で一番恐ろしい30周”だったと語っていた。
しかし、ホンダは今週末にその問題を克服し、予測しやくす使いやすいパワーを供給するパワーユニットを届けようと決意している。ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は「モナコには多数の低速から中速のコーナーがあり、ブレーキングと加速の多いユニークなサーキットレイアウトです」と述べた。 「このトラックで成功と失敗を分ける細い糸は、マシンのドライバビリティになるでしょう」 「ホンダは、周回数がシーズンでとなる最多78周のレースで、パワーユニットのドライバビリティをそれぞれのターンにマッチするように微調整するべく最大限の力を尽くします」マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、フェルナンド・アロンソのマシンがスペインでブレーキトラブルによってリタイアするまでに発揮したパフォーマンスが励みになると語った。「期待外れなバルセロナの後、チーム全体がモナコに期待しており、前のレースを忘れてパッケージを改善するべく働き続けている。バルセロナはF1マシンを極限まで試すコースなので、フェルナンドのブレーキに過熱の問題を発見するまでは、他と比較して我々のパフォーマンスは励みになるものだった。確かに不運ではあったが、それでもポジティブな点を見い出し、次の挑戦であるモナコに向けて集中している。タフで要求の高い市街地サーキットであり、各チームにまったく異なったアプローチを必要とするが、それのことこそが、ここをますます特別にしている」 「モナコの狭い市街地の特性から、完全なパワーよりもドライバビリティやバランスに集中していくことになる。このサーキットには他のどこよりもトラフィックやセーフティカー、変わった戦略といった要素があり、我々の最初のターゲットは、土曜日にパフォーマンスを最大化することだ。オーバーテイクが非常に困難なため、しばしば予選ポジションがレース結果を決定づけるので、まず第一ににそこに力を集中することが重要だ」
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