マクラーレン・ホンダがガレージのドアの中で取り組んでいるチャレンジはパワーとダウンフォースだけではない。 Marca は、かつてF1で巨大な成功を成し遂げたマクラーレンとホンダが、2015年の再提携にあたり、親密に仕事をやっていくための作法を学び直していると報じた。
マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「マシンに取り組むメカニックとエンジニアのグループがいる」はコメント。「それから、ホンダの技術者と仕事の方法を学んでいるグループが別にいる。皆が学べるように彼らが必要なところを変えていく」イギリスチームのマクラーレンと、日本のエンジンメーカーであるホンダの文化的、言語的壁があるという。「以前使っていたメルセデスには、ドイツ人もいたが、イギリス人もいた。だが、今は日本人しかいないので、それには順応する必要がある」とエリック・ブーリエは認めた。マクラーレンとホンダにとって、文化の壁を取り除く有効な鍵はイギリス人ドライバーのジェンソン・バトンだ。ジェンソン・バトンは、2006年にホンダのワークスチームでグランプリ初勝利を達成。また、モデルの道端ジェシカと結婚したばかりでもあるジェンソン・バトンは「彼らの文化のことは知っている」と述べた。 「確かに、彼らが“イエス”と言っても、それは僕たちが言うときと同じ意味ではないこともある」元F1ドライバーで、日本のGTシリーズやフォーミュラ・ニッポンでレースをしていたペドロ・デ・ラ・ロサも日本の仕事のやり方には詳しい。 「何周か走ってから、彼らにフロアやウイングを“変えてくれる?”って言ったことがある。そしたら、"イエス、イエス、イエス"って言うんだけど、次にコースを出たらクルマが同じだったってこともあった」とペドロ・デ・ラ・ロサは笑った。 しかし、マクラーレンのエンジニアリングディレクターを務めるマット・モリスは、異なる見方をしている。マット・モリスは、言語と文化の壁はそれほど高くないと主張。「サーキットに来ている上級エンジニアはみんな、英語が得意だ」と Speed Week に語った。 「日本を訪れたときも、言葉の問題はなかった」マクラーレン・ホンダにとって初のプレシーズンテストは厳しいものとなった。しかし、開幕戦までにはまだ8日間のテストが残されていることから、心配はしていないとマット・モリスは語る。 「ホンダはほとんど毎日、何か新しいものを持ってきてくれる」「それは、バルセロナでも同じだ」 「メルボルンに向けて自分たちのゴールを設けており、計画通りに進んでいる」
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