マクラーレンのCEOを務めるロン・デニスが、2015年のドライバーラインナップについて語った。新生マクラーレン・ホンダの幕開けとなる2015年。チームは、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンという2人のワールドチャンピオンとともにシーズンに挑むことになった。また、今季ドライバーを務めたケビン・マグヌッセンも、テスト兼リザーブドライバーとしてチームに残る。
2007年には、確執の末に袂を分かったロン・デニスとフェルナンド・アロンソだが、8年の時が経ち、そのわだかまりは過去のものとなる。ロン・デニスマクラーレン・ホンダの新たな時代の幕開けを迎え、喜びでいっぱいだ。マクラーレンを代表して、『勝利への決意と執念は、ホンダの仲間たちの気持ちと全く同じである』と断言する。ドライバーに関して、マクラーレンのポリシーは、常に可能な限り最強のラインアップを揃えることだった。フェルナンドとジェンソンは、まさに我々が抱いているそのポリシーに従ったものだと思っている。我々はちょっと前にフェルナンドと契約した。だが、彼のチームメイトとしてジェンソンと契約を更新するまで事実を発表しないことに決めた。様々な理由で、ジェンソンとの交渉には非常に長い時間がかかったが、契約が結ばれた今、我々のコラボレーションは、過去と同じように今後も成功し続けていくと確信している。間違えないでほしいが、ジェンソンは、マクラーレン・ホンダ、F1、そして勝つことに100%コミットメントしている。ペアとして、彼とフェルナンドには素晴らしい経験がある。フェルナンドは234戦を戦い、そのうちの32戦を勝利に変え、97回グランプリの表彰台に立ってきた。そして、ドライバーズワールドチャンピオンを一度ならず、二度獲得している。彼は一流だ。彼は33歳だ。アスリートとして、身体的にもF1ドライバーの絶頂期にいる。さらに彼には経験と知識があり、情熱とエネルギーを失うほどの年齢ではない。彼は4つの“e”、つまり経験(experience)、 専門知識(expertise)、情熱(enthusiasm)、エネルギー(energy)を駆使して、来シーズン、そしてその後長きにわたってマクラーレン・ホンダが成功を収めるための推進力となってくれるはずだ。ジェンソンは34歳で、フェルナンドと同様に良いコンディションにあり、フェルナンドよりさらに経験を積んでいる。彼は266戦を戦い、15勝、50回の表彰台を獲得している。彼も元ワールドチャンピオンであり、最もスムーズで最も速いドライバーのひとりだ。フェルナンドとジェンソンには合計で500戦を戦った経験があり、二人合わせて47勝を獲得している。強力な数字だ。現在の他のF1チームと比べて、桁違いに優れた、ベストのドライバーラインナップを我々は揃えたと言っていいだろう。最後に、ケビンに感謝の言葉を捧げたい。彼は今シーズン、素晴らしい仕事をしてきたし、今後もチームの不可欠な一員だ。彼が、テスト、リザーブ、サードドライバーを務める。彼は将来有望なドライバーだ。関連:マクラーレン・ホンダ、2015年のF1ドライバーラインナップを発表
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